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» 2016年12月05日 07時00分 UPDATE

サイバネットシステム/Sigmetrix GD&T Advisor:Sigmetrixの幾何公差設定支援技術が「Creo 4.0」に採用

サイバネットシステムは、グループ会社のSigmetrixが開発する幾何公差設定支援ツール「GD&T Advisor」のモデルベース定義(MBD)のコア技術が、PTCの3次元設計ソフトウェア「Creo 4.0」に採用されたことを発表した。

[八木沢篤,TechFactory]

 サイバネットシステムは2016年11月28日、グループ会社のSigmetrix(シグメトリックス)が開発する幾何公差設定支援ツール「GD&T Advisor」のモデルベース定義(MBD:Model Based Definition)のコアテクノロジーが、PTCの3次元設計ソフトウェアの最新版「Creo 4.0」に採用されたことを発表した。


「GD&T Advisor」の操作メニューと3Dアノテーション 「GD&T Advisor」の操作メニューと3Dアノテーション(出典:サイバネットシステム)

 GD&T Advisorは、CADに完全統合された対話型の幾何公差設定支援ツールである。幾何公差の標準規格に基づき、幾何公差の定義が曖昧な箇所の特定から、定義内容のアドバイス、その定義方法まで、視覚的効果を活用したインタフェースでナビゲートしてくれる。これにより、従来専門知識を有する技術者が担っていた幾何公差の検討プロセスをより広く展開することができる。GD&T Advisorの主な機能としては、3次元CADデータに対して関連する情報(メタデータ)を注釈として付与できる3Dアノテーション入力支援、幾何公差設定の妥当性確認などがある。

 GD&T Advisorのコアテクノロジーを活用することで、モノづくりに必要な情報を上流から下流(設計から製造)まで正確に共有できる。“あうんの呼吸”が通じない海外製造拠点などであっても、設計意図を製造現場に正確に伝えることが可能となる。

 今回の採用は、PTCが推進するモデルベース定義の概念を拡大した、「モデルベースエンタープライズ(MBE:Model Based Enterprise)」実現に向けた取り組みの1つとして期待されている。PTCとSigmetrixとの協業については、約1年前(2015年10月)に開催されたPTCのユーザーイベント「PTC LiveWorx Japan 2015」にて、GD&T Advisorの機能をCreoに取り込む計画を発表。関係者は「設計者の経験によるバラつきや、後工程への指示・伝達ミスを軽減できるようになるだろう」と述べていた。


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