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Intelの苦境が人ごとではないSamsung ファウンドリー事業は崖っぷち大原雄介のエレ・組み込みプレイバック(1/3 ページ)

Intelの苦境がさまざまなメディアで報じられているが、それを「対岸の火事」では済ませられないのがSamsung Electronicだ。Samsungのファウンドリー事業も、最先端プロセスの歩留まりや米韓での工場関連で問題が山積している。Intel同様、深刻な状況に陥っている。

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 9月を通してみると、Intelに関しては相変わらず話題が絶えることが無かった。QualcommによるIntelの買収提案とか、ArmによるIntel Products Groupの買収打診など、Intelそのものの買収が取り沙汰されるようになったのも無理もない。株価は9月末のClosing Rateで23.46米ドル。時価総額は1000億米ドルほどであり、NVIDIAの3兆米ドルはもとより、AMDの3000億米ドル弱と比較しても少ない金額だけに、企業買収のターゲットにされるのは致し方ない。

 そのIntelの復活の鍵を握っているのはIntel Foundryであり、Intel自身もIntel 18Aプロセスを利用した「Xeon 6」の出荷をアナウンスしているのだが、その一方でBroadcomがIntel 18Aプロセスにダメ出しをしたことが報じられるなど、こちらも楽観視できる状況とは言い難い。そもそもIntelの"Launch"とか"Shipping"は全然あてにならない(「Sapphire Rapids」の時がその好例であった)事や、OEMパートナーがそのIntel 18AベースのXeon 6を搭載したシステムのアナウンスを全く行っていない事を考えると、まだIntel 18Aは茨の道が続いていると考えた方が良さそうだ。

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