ニュース
CAE解析をクラウド化、サービス第1弾は超音波シミュレーター「ComWAVE」:CTC/エクストリーム-D XTREME-DNA
伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は、エクストリーム-Dが開発する「XTREME-DNA」の取り扱いを開始。併せて、XTREME-DNAを用いて自社CAE解析ソリューションをクラウド化し、SaaSサービスとして提供を開始する。
伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は2018年6月11日、エクストリーム-Dが開発、販売するHPC(High Performance Computing)環境の構築を自動化するクラウドサービス「XTREME-DNA」の取り扱い開始を発表した。
同時に、CTCはXTREME-DNAを用いて自社CAE解析ソリューションをクラウド化し、SaaSサービスとして提供を開始。高度な解析ソリューションを活用する自動車メーカーをはじめとする製造業や重工業などを対象に、3年間で100社への提供を目指すという。
◎「CAE」関連記事 〜ツール選定、導入、活用事例、現場課題〜 など
» 設計者CAEは普通の解析と何が違う?
» CAD、CAE環境をVDIへ移行するための手引き
» 横浜ゴムが実践するAI×CAE×ヒトの“協奏”によるタイヤ開発
クラウド型HPC環境を利用し、解析環境の調達を効率化
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 速度と費用の関係は? 利便性と安全性の確保は? 「クラウドCAE」を徹底検証
モノづくりにおいて解析可能な規模が拡大する一方で、そのために必要なハードウェアを整備する負担も大きくなっている。そこで検討されているのが従量制のクラウドCAEである。スケールメリットを得やすく、季節変動への対応にも役立っているという。 - モデルの比較検証を「設計者CAE」の中心に、最も効果的な運用方法を考える
「設計者CAE」という言葉が設計現場で聞かれるようになって久しいですが、3D CAD推進とともにきちんと設計者CAEに取り組んでいる企業もあれば、まだ途上あるいは全く着手していないという企業もあるかと思います。連載第4回では、最も効果的な設計者CAEの推進方法と、ゴールの見えない解析依頼への対処について考察します。 - パスタで橋を作ってデザインが構造を強くすることを証明せよ! 設計者CAE講座
お題は「橋」、部材は「パスタ」。設計者向けCAEソフトウェア「SOLIDWORKS Simulation」を題材にしたワークショップでは、デザインが構造を強くすることを証明するため、パスタを使った強い橋作りに挑戦する。設計、解析、製造、実験、コンペの各プロセスを体験することで、設計者CAEの有効性だけでなく、製造を意識した設計の在り方(製造に優しい設計)など、モノづくりに欠かせないさまざまな気付きやヒントを得ることができる。 - 設計者CAEを詳細設計の段階で実践できているか? その定義を再確認しよう
「設計者CAE」という言葉が設計現場で聞かれるようになって久しいですが、3D CAD推進とともにきちんと設計者CAEに取り組んでいる企業もあれば、まだ途上あるいは全く着手していないという企業もあるかと思います。本連載では、設計者CAEがもたらすメリットや実際に導入していく上での注意点を、現場目線でご紹介します。 - デスクトップ仮想化がCAD、CAE現場にもたらすメリット
設計・解析の現場でも、デスクトップ仮想化の一方式であるVDIに対する関心が高まっている。連載「CAD/CAE環境をVDIへ移行するための 手引き」では、VDIの基礎解説や導入メリット、運用ポイントなどを分かりやすく解説していく。第2回では、CADやCAE現場におけるデスクトップ仮想化の導入メリットについて掘り下げる。