より開かれた3次元CADへと進化した「SOLIDWORKS」――電気図面向け新製品も:ソリッドワークス・ジャパン SOLIDWORKS 2017(1/2 ページ)
ソリッドワークス・ジャパンは、3次元設計ソリューション「SOLIDWORKS」の最新バージョンである「SOLIDWORKS 2017」の国内販売を2016年11月1日より開始すると発表した。
ソリッドワークス・ジャパンは2016年9月29日に記者説明会を開催し、3次元設計ソリューション「SOLIDWORKS」の最新バージョンである「SOLIDWORKS 2017」の国内販売を、同年11月1日より開始すると発表した。
SOLIDWORKSは1995年のリリース以来、多くのユーザーの声を反映しながらバージョンアップを続け、現在、産業機器から自動車、航空宇宙・防衛に至るまで幅広く活用されている。ユーザーは世界中におり、その数310万人以上に上るという。
「日本においては、ここ数年、自動車業界での採用が進んでいる。自動車というと『CATIA』のイメージが強いが、部品メーカーや生産設備の開発などにSOLIDWORKSを適用する動きが出ている。またロボット開発の分野でも採用が進んでいる他、航空宇宙分野におけるロケット部品の開発などでも活用され始めている」と同社 代表取締役社長 鍛治屋清二氏は説明する。
SOLIDWORKSは3次元設計ソリューションとして、ダッソー・システムズにおいても重要なブランドとして位置付けられており、2015年度の総収入28億3950万ユーロのうち20%をSOLIDWORKSブランドが占めている。また2016年第2四半期の収入についても、SOLIDWORKSブランドは前年比で2桁成長を遂げているという。
鍛治屋氏は「今回発表するSOLIDWORKS 2017のキーワードは“Openness”だ」と語る。説明会では、「市場におけるスタンダードとしての機能強化」「現場を支え、改革を支える機能強化」「創造力を刺激する機能強化」の3つのポイントに分けて、SOLIDWORKS 2017に実装された新機能/機能強化の一部が紹介された。
市場におけるスタンダードとしての機能強化
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