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ティア1サプライヤーのコンチネンタルが「自動運転にできること」Continental(2/2 ページ)

大きな話題となっている自動運転だが、自動車メーカーだけで実現するものではない。自動車メーカーに部品を提供するサプライヤーもまた、自動運転を視野に入れた取り組みを進めている。ドイツに本拠を構えるティア1サプライヤー、Continental(コンチネンタル)もその1つだ。

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「包括的」なコネクティビティ

 インテリジェントな自動運転システムの実現に際しては外部ネットワークとの接続も重要であるといわれており、コンチネンタルもNTTドコモと5GならびV2X技術についての共同研究に着手している。しかし、同社は「包括的コネクティビティ」という表現を用い、つながることの範囲をもう少し広く考えている。

 コンチネンタル・オートモーティブ・ジャパンの青木英也氏は高解像度AMOLEDやタッチインタフェース、ハプティクス(触感)技術、乗員の状態感知技術などを備えたインテリアを紹介しながら、「デバイスやクラウド、他の車とつながることもコネクティビティだが、人とクルマをつなげるインタフェースも重要になってくる。そこまで勘案しての包括的コネクティビティだ」と述べる。

「包括的コネクティビティ」の1側面である高機能インテリア
「包括的コネクティビティ」の1側面である高機能インテリア

 2016年から取り組んでいるNTTドコモとの共同研究に関しては、「5Gならば低遅延であるためにクルマ対クルマの通信(V2X)が実用的になる」と一般的な紹介に留めたが、「衝突時のエアバッグ判断が10nsなので、(レイテンシは)このレベルに達していなければならない」とV2Xの搭載/普及に5Gは不可欠であるとした。

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