安川電機、本社事業所内にEMC任命ラボ認定を受けた試験施設を新設:EMC試験を内部で
安川電機は、福岡県北九州市の本社事業所内にEMC試験施設を新設し、同施設がテュフ ラインランド ジャパンからEMC任命ラボの認定を受けたと発表した。
安川電機は2018年3月、福岡県北九州市の本社事業所内にEMC(Electromagnetic Compatibility)試験施設を新設し、同施設がテュフ ラインランド ジャパン(テュフ ラインランド)からEMC任命ラボの認定を受けたと発表した。EMC試験施設の述床面積は900m2だ。
◎編集部イチ押し関連記事:
» FA機器のAI/IoT化計画――2020年までに完了目指す
» 製造現場でのAI活用を支援するフレームワーク、WebAPIで既存システムへの組み込みも容易に
» 製造業のAI利用は「品質管理」から、教師データ構築が課題に
» 15年の時を経て、化学プラントにAIがよみがえる
» 製造業で実績のあるAI技術を活用したマルウェア対策製品
今回新設したEMC試験施設では、これまで外部に委託していたEMCに関する試験を全て内部に取り込み、さまざまなデータやノウハウを蓄積できる。
また、ISO/IEC 17025の米国試験所認定協会認定を取得。テュフ ラインランドからの任命ラボ認定により、試験から認証取得まで一貫して対応可能となった。これにより、製品の開発期間を短縮し、迅速な供給を可能にするとしている。
◎併せて読みたいお薦めホワイトペーパー:
» 「カイゼン」を中心にデータ活用が進む製造業、課題はROIと人材
» 77.3%が“つながる工場”実現に向けて取り組みを開始――経営層も投資に意欲
» PTCはIoTベンダーになったのか? CAD、PLMユーザーに向けたメッセージ
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 自動車業界の試験ニーズに応える車載機器向けEMC関連試験所を開設
UL Japanは、愛知県みよし市に自動車業界向け試験所「オートモーティブ テクノロジー センター(ATC)」を開設。2017年6月6日から、車載機器のEMC試験を中心とした電気、無線、環境試験、相互接続性などのサービス提供を開始する。 - 専用施設の建設が不要に、可搬型の実車走行模擬試験システム
東陽テクニカは、Rototestのハブ結合式シャシーダイナモメーターシステム「ROTOTEST Energy」の取り扱いを開始した。 - UL Japan、愛知県に自動車業界向けのEMC試験所を開設
第三者認証試験機関であるUL Japanは愛知県みよし市に、自動車業界向けのEMC関連試験所を開設する。2017年6月の稼働を予定する。 - 車両高度化に対応、OKIが試験サービス拠点開設
OKIエンジニアリングが車載電子機器のEMC試験と信頼性試験サービスを提供する「カーエレクトロニクス テストラボ」を開設、稼働を開始した。 - 三菱電機、受配電システム製作所に「e-F@ctoryコンセプト」のIoT工場を竣工
三菱電機は、受配電システム製作所(香川県丸亀市)にIoTなどを活用した「真空バルブ・遮断器工場」を竣工(しゅんこう)した。