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VR体験の物足りなさを解消する、触覚ウェアラブルデバイス「EXOS」が目指す世界:exiii|開発者インタビュー(3/3 ページ)
製造業の現場でもデザインレビューやトレーニングなどの領域において、VR(仮想現実)の活用が進みつつある。3Dデータをバーチャル空間上に表示することで、実物が目の前にあるかのような体験が得られるVRだが、視聴覚による情報だけでは物足りなさを感じるケースもある。このギャップを埋めるべく、exiiiが開発したのがVR向け触覚ウェアラブルデバイス「EXOS」だ。
“全部載せ”からの引き算で生まれた「EXOS」
――効率的な試作や小ロット生産を進めていく上で工夫している点は?
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