最近、製造現場でもAR/VRを活用したデザインレビューが試験的に行われていたり、ディープラーニングを用いた外観検査を生産ラインに導入したりなど、コンピュータの処理能力が求められる高度な利用が進みつつあります(関連記事:日産も導入を検討、CADデータに触れられる3Dデザインレビューシステム)。
こうした高度な処理で活躍するのがワークステーションです。モノづくりの現場では、3D CADやCAEの利用においてワークステーションが用いられていますが、今後は前述のような利用でもワークステーションの活躍の場が広がっていくのでしょう。
スペック表からは見えない、ハードウェアの“こだわり設計”
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