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組み込みプロセッサにも影響大「Spectre」「Meltdown」の背景を探る:現代的なCPUの脆弱性(2/4 ページ)
「Spectre」「Meltdown」と呼ばれる脆弱性は、IntelやAMDだけではなく、Arm製品にも影響することから組み込みにも大きな問題である。しかし、A75は影響を受けるがA72は受けにくく、A73は影響しないなど、対処には内部実装についての理解も必要である。ここではMeltdownを中心に詳細を解説する。
「Meltdown」はデータが「読めて」しまう
本題はMeltdown(Variant3)である。こちらはVariant 1をベースにしたものだが、もう少しシビアである。Variant 1では、メモリからキャッシュにロードされることで、当該アドレスをアクセスしたときの速度が変わるという「だけ」の話で、直接中身が見える訳ではないのだが(間接的には見える)、Meltdown(Variant3)はキャッシュ経由でデータを読み取れるというものである。
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