テレマティクス製品向けセルラー接続/GNSS用組み込みモジュール:Sierra Wireless AirPrime HL8548-G
スマートドライブは、テレマティクス製品向けのセルラー接続/GNSS(全地球衛星測位システム)用モジュールとして、シエラワイヤレスの組み込みモジュール「Sierra Wireless AirPrime HL8548-G」を採用した。
シエラワイヤレスは2016年5月、スマートドライブが、テレマティクス製品向けのセルラー接続およびGNSS(全地球衛星測位システム)用モジュールとして、同社の組み込みモジュール「Sierra Wireless AirPrime HL8548-G」を採用したと発表した。
GNSSをサポート
同社のSierra Wireless HLシリーズは、22×23mmの組み込み型無線モジュールで、2G/3G/4G LTE/LPWAテクノロジーと互換性を備えている。今回採用されたHL8548-Gは、GNSSをサポートし、GPSとGlonassからの信号を活用して正確な位置情報を提供する。
また、HLシリーズは、NTTドコモによる認証を受けており、最小サイズのフォームファクターで、スマートドライブが必要とする3Gサービスエリアに対応が可能だ。
スマートドライブでは、同モジュールを保険/車両/物流サービス分野に提供予定の自動車向けサービス「DriveOn」および「DriveOps」に採用することで、「テレマティクスユニットを日本市場に投入すると同時に、同じデザインを利用してヨーロッパや北米へと市場を拡大できる」としている。
◎「組み込みモジュール」関連記事 〜活用、事例、ツール、選定、比較〜 など
» クアルコムが「モジュール」でIoT機器の市場投入を加速させる
» IoT機器を狙う「スマホの巨人」クアルコム、その勝算は
» 組み込みフォームファクタの「Raspberry Pi 3」
» 「世界最小」組み込み向けのギガビットハブ
» 定番開発ボードがモジュールへ小型化、製品組み込みが容易に
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 安全管理と省エネを実現するトンネル工事向けIoTシステムに採用
日本ナショナルインスツルメンツ(NI)は、錢高組がトンネル工事に試験導入した安全性・省エネ対策向けIoTシステムに、「CompactRIO」が採用されたと発表した。 - IoTデバイス開発に役立つ「世界最小クラス」の3G通信モジュール
タブレインは、Arduino互換機やRaspberry Pi、mbedなどで動作する3G通信モジュールを2016年2月中旬より販売開始する。 - 最大8つのセンサーを搭載できるArduino/mbed対応のセンサーシールド
ロームは、最大8種類の情報を測定できるセンサーシールド「SensorShield-EVK-001」を発表。ArduinoやLazurite、mbedなどに対応する。 - IoTエンドデバイス向け組み込みプラットフォーム「IoT-Engine」
トロンフォーラムは「2015 TRON Symposium(TRONSHOW)」の開催概要を発表。TRONプロジェクトリーダーの坂村健氏がIoTエンドデバイス向けの組み込みプラットフォーム「IoT-Engine」の存在を明らかにした。