「モノづくりに携わる人」だからこそ、もう無関心ではいられない情報セキュリティ対策の話。今回は日本セキュリティ監査協会が公開した2023年のセキュリティ予測から、注目したいセキュリティ事案とその対策を考察します。
2023年がスタートしました。セキュリティにおいては待っていても状況は改善されず、進み続けることこそが重要です。しかし、どこまで進めば良いかというのは難しいところでしょう。セキュリティに100%や完全はなく、完璧を目指そうとすると莫大なコストがかかるはずです。
どこまでセキュリティをやれば良いか――この正解はないと思っているのですが、そのヒントとなるようなことをご紹介できればと思います。
年末〜年初になると、セキュリティベンダーはさまざまな未来予測を公開します。それらはすぐにでも起きてしまうことから、SFにも似た内容を含め、さまざまな示唆があります。ITmediaの記事でも2023年予測を検索するとさまざまな記事があると思いますので、ぜひ皆さんもチェックしてみてください。
個人的にもこの未来予測はとても楽しみにしているもので、2023年2月ごろには多くの組織が参考にするであろう、情報処理推進機構(IPA)の2023年版が登場するはずです。
さて、今回は各社が競い合うように公開した2023年予測のうち、日本セキュリティ監査協会 (Japan Information Security Audit Association:JASA)のものを紹介しましょう。項目の表現が非常にストレートで、よくぞビシッと言ってくれた! と思いました。
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