宮田健の「セキュリティの道も一歩から」(72)
混沌としたサイバー空間を見つめ直すきっかけとなる「昭和30年からの手紙」(1/3 ページ)
「モノづくりに携わる人」だからこそ、もう無関心ではいられない情報セキュリティ対策の話。でも堅苦しい内容はちょっと苦手……という方に向けて、今日から使えるセキュリティ雑学・ネタをお届け! 今回は、サイバー攻撃に脅かされる現代だからこそ心に響く、30年前の経営トップによる書簡を紹介します。
先日、大変興味深い記事を拝見しました。それは雪印メグミルクがまだ「雪印乳業」だった時代、当時の佐藤社長が全社員に向け送られた書簡です。これは現在も雪印メグミルクのWebサイトに掲載されておりますので、ぜひ、皆さんもご一読を。
■「全社員に告ぐ」|雪印メグミルク株式会社
https://www.meg-snow.com/corporate/history/popup/announce.html
「品質で失った信頼は品質で取り戻す」
この書簡は、昭和30年に発生した八雲工場食中毒事件を受けて、実に生々しく経営者の視点からの心情を表しているものです。特に製造業としては、この書簡の一言一言が鋭く突き刺さるのではないでしょうか。
ここでは乳製品を作るための機械に対し「機械はこれを使う人によって、良い品を生産し、あるいは不良品を生産する。いかに近代的な優秀な機械と雖も、これを使うのは結局人間であって、人間が機械に使われるものではない」と一刀両断しています。「進んだ機械程敏感にその精神と技術を製品に現わすのである」――これを昭和30年にピシャリと断言しているのは、さすが老舗企業の社長と云わざるを得ません。品質を保つことの難しさは、おそらくアイティメディアの全ての読者の中でTechFactoryをご覧の皆さまが一番理解されていると思います。信用を失うことは一瞬、そしてそれは金で買うことはできないのです。
そして今、企業の品質や信頼が、ITシステムによって一瞬で失うという事象が多数発生しています。
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宮田健の「セキュリティの道も一歩から」
「モノづくりに携わる人」だからこそ、もう無関心ではいられない情報セキュリティ対策の話。でも堅苦しい内容はちょっと苦手……という方に向けて、今日から使えるセキュリティ雑学・ネタをお届けします。
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