SOLIDWORKS WORLD 2018
ホットロッド、超音速旅客機、ジェットボード、そしてハリウッド映画――「SOLIDWORKS」活用事例(2/4 ページ)
超音速旅客機の全ての設計にSOLIDWORKSを活用、ベンチャー企業の挑戦
コンコルドのような超音速旅客機の実現を目指すベンチャー企業のBoom TechnologyもSOLIDWORKSユーザーである。同社は、スタートアップを支援する「SOLIDWORKS Entrepreneur program」を活用し、SOLIDWORKSによって超音速旅客機の試作機「XB-1」の設計開発を行っている。
XB-1は一般的な航空機よりも2.6倍高速で、マッハ2.2の飛行を実現するという。「ニューヨークからロンドンまで、3時間15分ほどのフライトで行ける。運賃も現在のビジネスクラスの料金と同等程度になる見込みだ」(Boom Technology)。ちなみに、超音速旅客機というと、騒音や衝撃波(ソニックブーム)の問題が挙げられるが、Boom Technologyは、500ほどある海上横断ルートをうまく活用することで、この問題を解消しようと考えている。
なぜ失敗に終わったコンコルドと同じ超音速旅客機の開発に、ベンチャー企業であるBoom Technologyが挑戦するのか。その背景について、Boom Technologyは「コンコルドが製造された当時よりもテクノロジーが進化しており、エンジンの性能なども格段に向上している。また当時は、現在のようなCFDツールなどもなかった。だが今はいろいろなツールを活用し、それらをまとめ上げて競争力のある製品を開発できる。ベンチャー企業の利点を発揮できる時代となった」と語る。
航空機の設計というと「CATIA」などのハイエンド3D CADの利用が真っ先に思い浮かぶが、Boom TechnologyではXB-1の機体全体の設計やシミュレーションにSOLIDWORKSをフル活用。また、データ管理に「SOLIDWORKS PDM」を利用する他、現在AR/VRの活用にも着手し始めているという。
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