STマイクロエレクトロニクスは、Armの「Cortex-Mシリーズ」を採用する同社のマイコン「STM32」搭載機器向けのソフトウェアツール「STM32Cubeプログラマ」を発表した。内蔵メモリやRAM、外部メモリを利用し、さまざまなファイル形式でプログラミングが可能だ。
STマイクロエレクトロニクス(STMicroelectronics)は2017年12月27日(現地時間)、Armの「Cortex-Mシリーズ」を採用する同社のマイコン「STM32」搭載機器向けのソフトウェア開発ツール「STM32Cubeプログラマ」を発表した。
同ツールは、STM32マイコンの内蔵メモリやRAM、外部メモリを利用し、さまざまなファイル形式でプログラミングが可能だ。メモリ全体やセクターごとの消去、マイコンのオプションバイトへプログラミングする機能も備える。さらに、セキュアな状態でファームウェアのインストールやアップデートを行うために暗号化ファイルを生成することで、製品認証情報などの保護も行える。
機器のSWD(Single-Wire Debug)やJTAGデバッグポート、UART、USBなどのブートローダポートを介したプログラミングにも対応。そのため、ST Visual ProgrammerやDFUse Device Firmware Update、Flash Loader、ST-Linkユーティリティーなどの各種ツールの機能を、STM32Cube開発エコシステム内で使用できる。
同ツールでは、グラフィックユーザーインタフェース、またはコマンドラインインタフェースのいずれも使用可能。スタンドアロンモードでの使用を始め、カスタムアプリケーションに統合することでアプリケーションからの制御や、スクリプトを使用した自動プログラミングもできる。WindowsやLinux、MacOSなど各OSに対応する。
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