IoT時代の組み込み系ソフトウェア品質(6)
上流工程の品質活動でソフトウェアの品質は向上するのか(6/6 ページ)
組み込み品質の向上のために
組み込み系開発の上流工程での品質の作り込みについて、派生開発とすり合わせ開発にスポットを当てて見てきた。
組み込み系開発ではデバイス制御などもあり、実装やテストからの後戻りも多く発生し、基本的にはアジャイル開発になる。アジャイル開発における品質の作り込みもまた課題が多い。
アジャイル開発における品質の確保と向上は上流工程だけの問題でなく、繰り返し開発する中で品質をどのように作り込むかという問題であり、これも組み込み系開発では重要な問題である。アジャイル開発と品質については稿を改めて見ていくことにする。
上流工程での品質ではないが、組み込み系品質ではソフトよりもハード、特にデバイスに注目が集まる。もちろん、デバイスごとにそれを制御するソフトが入っていているので、完全にハードだけの世界ではないが、それでもハードに目が行く。このデバイス品質も組み込み系品質の柱になるものであるが、それだけではないと言っておく。
IoT時代になると、そのシステムは企画で多くが決まる。使用性や信頼性、セキュリティ、保守性などの品質特性が企画で決まると言っても過言ではない。このようにIoTではますます上流が重要になる。このためにはビジネス観点も兼ね備えたヒトが品質を見ていく必要がある。次回はこのヒトにスポットを当てて、ヒトが品質を制御することを見ていく。
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IoT時代の組み込み系ソフトウェア品質
組み込みソフトウェアにおける「品質」とは、一体、何者であろうか。多用されている言葉であるがその実態はようとしてしれない。この連載ではIoT時代の組み込み系ソフトウェアの品質」をテーマに開発現場の目線で見ていく。出演者は情報系に籍を置く大学1年生の紅美 香美(くみ こうみ)と品質 寛容(しなしち ひろい)。
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