サイバネットシステム/Synopsys CODE V
要求仕様や到達度を表形式で一元管理・評価できる光学設計解析ソフトの最新版
サイバネットシステムは、Synopsysの光学設計解析ソフトウェア「CODE V」の最新バージョンである「CODE V 11.0」の販売開始を発表した。
サイバネットシステムは2017年5月17日、Synopsys(シノプシス)の光学設計解析ソフトウェア「CODE V」の最新バージョンである「CODE V 11.0」の販売開始を発表した。
CODE Vは、光学設計(レンズ設計)、評価解析、製造支援といった、光学製品開発業務を総合的にサポートする光学設計解析ソフトウェアである。撮像機器(カメラレンズ、ビデオレンズなど)、投影機器(プロジェクタ、HUD、HMDなど)、レーザー関連機器、光通信機器、医療機器、産業用計測機器、航空・宇宙関連機器などの製品開発で用いられている。
最新バージョンのCODE V 11.0では、新機能として「SpecBuilder」および「SpecEvaluator」が追加され、光学系に対する一連の要求仕様や目標性能を表形式で登録、管理し、設計過程でそれらの到達度を随時評価できるようになった。これにより、従来設計者自身がさまざまな解析機能を用いて行われていた要求仕様の管理、評価プロセスの負荷が大幅に軽減され、設計方針の検証にも役立てることができるという。その他、作成した設計仕様表を保存して複数の開発設計者間で共有して使用することが可能なため、光学機器の開発プロジェクト管理にも活用できるとしている。
◎編集部イチ押し関連記事
高品質設計を可能にするCAE
» IoT時代、CAEはさらに大きな役割が期待される
» CFDシステムにブレードサーバ96台を追加導入、船体全体の解析を2週間から2日に
» 粉体の複雑な挙動を正確にシミュレーションできる解析ソフトウェア
» 商用ツールに匹敵するオープンソース解析ツールの実力
新機能追加とアルゴリズム強化を行った「CODE V 11.0」
SpecBuilderは、設計を行う光学機器の要求仕様と目標値を表形式で登録するためのツール。Synopsysの光学技術者や産業界のエキスパートの意見を反映した多様な仕様項目(光学的仕様、機械的仕様、性能指標、製造性、環境変化やコストに関するものなど)があらかじめ組み込まれており、設計に必要な項目を素早く設定できる。さらに、CODE Vのマクロ言語を使用することで、設計者自身によるカスタマイズや新規作成も可能。作成した仕様表は、設計中のレンズとは独立して保存できるため、複数の開発者間で共有したり、類似した別のレンズ開発に流用したりできるという。
SpecEvaluatorは、SpecBuilderで作成した仕様表の各項目の評価を一括して行うツール。仕様表にある[SpecEvaluator]ボタンをワンクリックするだけで、設計中の光学機器の評価が実行され、要求仕様や目標性能の達成状況が可視化される。仕様や目標を達成していない項目はハイライト表示されるため一目で分かる。また、評価実行時の詳細計算の結果にもアクセスできる。
その他、CODE V 11.0では、光学設計ソフトウェアの心臓部である光線追跡アルゴリズムが強化されている。従来、光線追跡処理を安定して行うためにさまざまな補助設定を行う必要があった一部の広角レンズなどに対し、デフォルト設定のままでも安定した光線追跡が行えるようになった。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
製品/サービス(メカ設計)
「3D CAD」「CAE」「3Dプリンタ」「3Dスキャナー」「AR/VRシステム」「設計者向けハードウェア環境」など、メカ設計業務に不可欠な製品・サービスに関する最新情報をお届けします。
この記事の著者
新着ホワイトペーパー PR
-
製品資料
[株式会社 Green AI] 自動車業界には好機 脱炭素×コスト削減×現場改善を実現するエネルギー戦略 -
製品資料
[株式会社 Green AI] 脱炭素投資をすぐ回収したい 自動車業界にも有効なCO2削減アプローチ -
市場調査・トレンド
[スマートジャパン編集部] 「ペロブスカイト太陽電池」の普及戦略が公表 政府が目指すコスト・導入量のロードマップを解説 -
市場調査・トレンド
[スマートジャパン編集部] 導入が加速する再エネ・系統向け蓄電システム コスト・収益性の現状分析 -
技術文書・技術解説
[スマートジャパン編集部] いまさら聞けない「ペロブスカイト太陽電池」の基礎知識と政策動向
関連記事
こんなメディアも見られています
TechFactoryに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
特集
- マテリアルズ・インフォマティクスの動向調査
- 研究・開発職のデジタル活用調査
- 設計・解析業務におけるAI活用
- 3Dプリンタ利用動向調査
- CAD利用動向調査
- つながる工場の現状と課題
- 製造業におけるAI開発および活用の実態
- 設計・製造現場における品質管理
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
スマート工場動向調査2026
-
2
EE Times Japan×EDN Japan 統合電子版:製造現場にフィジカルAIをどう実装するか――電子版2026年9月号
-
3
高度な半導体/電子デバイスの非破壊不良解析を支える「3D X線技術」に迫る
-
4
「ロボットアーキテクチャ」実態調査2026年版:現在の課題と優先事項を解説
-
5
【読者調査結果】製造業の脱炭素動向調査2026
-
6
CAE解析をAIエージェントに任せてみた 人は何を担うのか
-
7
SiC・GaN時代のパワー半導体開発、信頼性評価と故障解析の課題にどう対応する?
-
8
はじめての化学工学まとめ(Part1)
-
9
動き出したファナックの「フィジカルAI」
-
10
ものづくり白書2026を読み解く
TechFactory SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechFactoryをフォロー