3次元設計ソリューション「SOLIDWORKS」のユーザーイベントで示された3D設計業務の未来の姿とは?
製造業のための製品・サービス情報サイト「TechFactory」で掲載された主要人気連載/特集記事を、読みやすいPDF形式の電子ブックレットに再編集してお届けする「エンジニア電子ブックレット」。今回は、『3D設計業務の未来を見据えた戦略とビジョン』をご紹介します!
米国カリフォルニア州ロサンゼルスで開催された3次元設計ソリューション「SOLIDWORKS」の年次ユーザーイベント「SOLIDWORKS World 2017」(会期:米国時間2017年2月5〜8日)において、SOLIDWORKSブランドの最高経営責任者(CEO)であるジャン・パオロ・バッシ(Gian Paolo Bassi)氏は、SOLIDWORKSの今後の方向性とブランドビジョンを示した。
中でも注目すべきは、「シミュレーション技術を、設計フェーズの最初で活用する」という考え方である。これまでシミュレーションは設計検証のために用いられてきたが、それだけではなく「設計フェーズの初期段階でも使われるべきだ」とバッシ氏は主張する。シミュレーション技術を設計フェーズに応用することで、「人間である設計者では考えもつかないような形状を、コンピュータが生み出してくれる」(バッシ氏)というのだ。
このようなコンピューティングパワーを用いた設計の新たなアプローチを、バッシ氏は「Computer “Augmented(拡張)” Design」と呼ぶ。SOLIDWORKSでは、このビジョンを具現化しつつあり、「トポロジー最適化」「デザインガイダンス」と呼ばれる技術で、3D設計業務を革新しようとしている。
本電子ブックレットは、TechFactoryに掲載されたレポート記事「限界の先を目指し進化を続ける『SOLIDWORKS』、CEOが語る4つの戦略とビジョン」を基に制作しています。
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