リニアテクノロジーは、暗電流1.6μAの同期整流式昇降圧DC-DCコンバーター「LTC3130」「LTC3130-1」を発売した。
リニアテクノロジーは2016年8月、暗電流1.6μAの同期整流式昇降圧DC-DCコンバーター「LTC3130」「LTC3130-1」を発売した。入力電圧範囲は2.4〜25Vで、出力電圧範囲は1〜25Vとなっている。出力電圧より高い、低い、等しい入力電圧でも、安定した出力を供給できるという。降圧モードでの出力電流は、600mAとなる。LTC3130は出力電圧を調整可能で、LTC3130-1では1.8V、3.3V、5V、12Vの固定出力電圧を備えた。
両製品は、低RDS(ON)のNチャネルMOSFETを4つ内蔵し、最大95%の効率を達成している。バーストモード動作では、暗電流を1.6μA(無負荷時は1.2μA)に低減。暗電流が小さいため、コンバーターを7.5μWの電源で起動できる。バーストモード動作を無効にすれば、低ノイズの連続スイッチングも可能としている。
また、独自の昇降圧トポロジーを採用し、全ての動作モードで低ノイズ、ジッタフリーのスイッチングを可能にした。プログラム可能な最大電力点制御(MPPC)機能も内蔵し、太陽電池などの電源からでも最大電力を確保できる。
両製品は、3×4mmの20ピンQFNパッケージと16ピンMSOPパッケージで供給される。1000個購入時の参考単価は、Eグレードが3.35米ドルからである。E/Iグレードデバイスの動作温度範囲は、−40〜+125℃となっている。
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