NTTコミュニケーションズは、製造業向けに「IoT Platform Factory パッケージ」の提供を開始した。
NTTコミュニケーションズは2016年5月、製造業向けに「IoT Platform Factory パッケージ」の提供を開始した。同社が提案を進める「IoT Platform」サービスの第1弾となるもので、今後、自動車向けパッケージや各種機器・製品向けパッケージを順次提供していく。
今回提供を開始したIoT Platform Factory パッケージでは、IoTの導入に必要なデータ収集・分析アプリケーション、ネットワーク、プライベートクラウド、産業機器やセンサー類に接続するデバイスをまとめて提供する。
具体的には、産業機器やセンサー類から取得したデータを、同社のクラウド基盤「Enterprise Cloud」に集積。工場間や工場と本社オフィス間などでのデータ共有・活用を可能にした。各工場の稼働状況などを1カ所に集約してモニタリングできるため、モニタリング要員を配置する必要がなく、リソース配分の効率化にもつながるという。
セキュリティ面では、インターネットを介さない企業向けモバイルネットワークを接続回線に採用。プライベートクラウドに直結して重要な情報を処理するため、セキュアなIoT環境を可能にした。また、接続回線はモバイルのため、短期間で導入できる。
さらに、同パッケージには、シュナイダーエレクトリックの「Vijeo Citect」とジェイティ エンジニアリングの「JoyWatcher」という2つの産業制御システムも組み込まれた。アプリケーションについては、今後も追加する予定だ。
メニューは3種で、月額費用は「Vijeo Citectプラン」が3万4200円から、「JoyWatcherプラン」が2万2450円から、「Basicプラン」が2万2450円からとなっている。
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