ネットアップは、日立建機が3次元CADを稼働させる仮想デスクトップ(VDI)環境に、オールフラッシュ構成のNetApp FASシステムを採用したと発表した。
ネットアップは2016年5月17日、日立建機が3次元CADを稼働させる仮想デスクトップ(VDI:Virtual Desktop Infrastructure)環境に、オールフラッシュ構成のNetApp FASシステムを採用したと発表した。
これまで、日立建機はパワーショベル、ダンプトラック、ホイールローダー、クレーンといった建設機械などの製品設計・解析のためのエンジニアリング端末として、3次元CAD向けの約400台の端末を含め、合計500台以上のクライアント環境を運用していた。しかし、製品ラインアップの多様化、設計スタッフの拡充、大型ワークステーションによる設置スペースの増大や、スタッフ拡充に伴うクライアント端末の管理工数の増加、端末の稼働率の低下といった多くの課題を抱えており、これらの解決が急務であったという。
こうした課題の解決に向けて日立建機では、機密性の高い設計データを保護するためのセキュリティ対策やWindows XPのサポート終了、そして仮想GPU(vGPU)の進化なども考慮し、3次元CADを稼働させるVDIの導入を決定。さまざまなストレージ製品と比較・検討した結果、VDI環境での運用実績やマルチプロトコルへの対応、導入コストなどを総合的に判断し、SSDのみを搭載したオールフラッシュ構成のNetApp FASシステムを採用するに至った。
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