2015年、最もよくダウンロードされた技術解説系ホワイトペーパーは?
本稿では、MONOistのメカ設計フォーラムに掲載された連載/特集記事を丸ごと1冊のPDFにまとめた“MONOistコンテンツホワイトペーパー”の中から、2015年最もよくダウンロードされたホワイトペーパーTOP10をご紹介します。
まずは、最もよくダウンロードされたMONOistコンテンツホワイトペーパー(メカ設計)TOP5から見ていきましょう!
第1位は、電子部品の通信販売でおなじみのアールエスコンポーネンツが提供する無償3次元CAD「DesignSpark Mechanical」のレビュー記事「無償3次元CADレビュー:『DesignSpark Mechanical』を使ってみよう」でした。無償提供されている3次元CADの実力はどんなものなのか? 担当編集者が実際にツールを使用しながら、使い勝手などを検証しています。
第2位には、メカ設計フォーラムでおなじみ「甚さんシリーズ」から、連載「甚さんの設計サバイバル大特訓」を前・後編に再編集した「機械設計入門『甚さんの設計サバイバル大特訓』シリーズまとめ【前編】」がランクイン。料理本や料理教室のように丁寧かつ実用的な機械設計の本や教育はなぜ少ないのか!? そんな不満に応えるべく、甚さんや良くんが奮闘します!! ちなみに【前編】では連載第5回までを収録しています。
第3位の「設計者のための力学基礎シリーズ『ピタゴラスイッチの計算書を作ろう』まとめ」では、ピタゴラスイッチの設計を例に、事前検討が一見難しそうなケースでも、力学の基礎知識とちょっとしたシミュレーションツールがあれば、機械の性能が簡単に予測できることを全110ページで解説しています!
そして、第4位は「設計者のための『基礎から学ぶ樹脂流動解析入門』まとめ」がランクインしました。合成樹脂を簡単に、低コストで自由な形状に成形できることから、幅広い産業分野で活用されている樹脂射出成形の技術。しかし、そうやって設計した樹脂製品が、成形の現場で、しばしば大きな問題を生み出していることをご存じでしょうか?
第5位は「設計者も理解しておきたい『ヒット商品の5つの要件』」でした。ヒット商品を生み出すには? 本ホワイトペーパーでは、ヒット商品を生むための新しい仕組みとして、コンセプトマイニングとQFD(Quality Function Deployment:品質機能展開)による顧客体験価値の創造について解説しています。
続いて、第6位から第10位までの結果をご紹介します。
製造現場で浸透しつつある「デスクトップ仮想化」について読者調査を実施し、その結果をレポートとしてまとめた資料「『デスクトップ仮想化』は製造業の設計・開発環境にどこまで浸透しているのか?読者調査レポートを公開」や、CAEによる設計効率化を強く後押しする「PCクラスタ」の基礎と性能を見極めるポイントを解説した「CAE技術の業界動向〜自動車、産業機器、家電業界で活用される解析〜」など、注目のホワイトペーパーがTOP10入りしています。
個人的には、第10位の「ガンダムのプラモデルに学ぶ!こだわりの設計・製造」もオススメです。バンダイのホビー事業部では、一般的な家電製品や産業機械とは随分と異なる設計思想・カルチャーが根付いています。ご自身の設計現場をあらためて見直すよいきっかけになるホワイトペーパーだと思います。
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