TechFactory通信 編集後記
さらば「TOUGHPAD」、デタッチャブルPCの登場を受けてブランド統一
歴史とともにカタチも変われば、ブランドも変わる。
先日、パナソニック モバイルコミュニケーションズが小型、軽量の5.0型頑丈ハンドヘルド端末「TOUGHBOOK FZ-T1」(以下、FZ-T1)を発表しました。
製品の詳細については、ニュース記事「屋外ではなく“屋内”現場でスマートに使えるタフネス端末『TOUGHBOOK FZ-T1』」をご覧いただくとして、本コラムでは発表会当日にさらりと紹介された“ブランド統合”について取り上げたいと思います。
さて、鋭い方は製品名を見て気が付かれたかもしれませんが、FZ-T1のブランド名が「TOUGHPAD(タフパッド)」ではなく「TOUGHBOOK(タフブック)」になっているのです。
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さらば「TOUGHPAD」、デタッチャブルPCの登場を受けてブランド統一
これまで、ノートPCタイプがTOUGHBOOKシリーズ、タブレット端末およびハンドヘルド端末タイプがTOUGHPADシリーズと、ブランドを製品の形状(タイプ)ごとに使い分けてきましたが、FZ-T1の発表に併せてこの方針を変え、全ての頑丈端末ブランドを“TOUGHBOOK”に統一したのです。
パナソニック モバイルコミュニケーションズ 代表取締役社長の武藤正樹氏は発表会の中で、「より一層の認知度向上を図ること」をブランド統一の目的に掲げていましたが、Q&Aセッションでブランド統一について問われると、次のようにその理由を語りました。
「デタッチャブル(2in1)型PCの登場による影響もある。キーボードと一体のときはTOUGHBOOK、キーボードを取り外してタブレット端末として使う場合はTOUGHPADと、一体どっちなのかと混乱してしまう。そうした紛らわしさを避ける意味でブランド名をTOUGHBOOKに統一した」(武藤氏)
1996年に“壊れないPC”をコンセプトにしたTOUGHBOOKシリーズの第1号機「CF-25」が登場し、その後、多くの製品をラインアップ。そして、2012年にはタブレット端末タイプの「FZ-A1」がTOUGHPADシリーズの第1号機として発売され、2014年にハンドヘルド端末タイプの製品がTOUGHPADシリーズに加わりました。
ブランドが統一されたからといって特に困ることはありませんが、パナソニックの公式サイト「タフの系譜」(20周年を迎えた2016年にオープン)で歴代シリーズが掲載されているのを眺めていると、ブランド名を背負った1つ1つの製品の重み、そして現場ニーズに寄り添った作り手の思いを感じずにはいられません。実に多くのデバイスがTOUGHBOOK/TOUGHPADシリーズとして販売されてきたことが分かります。
今回発表の新製品、FZ-T1も従来の屋外ニーズではなく、「機能や性能を多少落としてもいいから“屋内”でスマートに使いたい」という声を反映した製品。「今後3年間で30万台の出荷を目指す」(武藤氏)としていますが、狙い通りに認知を広げ、市場に受け入れられるのか、FZ-T1、そして新生TOUGHBOOKシリーズの今後に注目です。
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