PTCがCAD事業の好調をアピール
トポロジー最適化やCFDが完全統合された「Creo 5.0」(2/2 ページ)
「Creo 5.0」の強化ポイント
Creo 5.0では、生産性向上、付加製造(AM)のための設計、トポロジー最適化(位相最適化)、金型加工、数値流体解析(CFD)など、さまざまな機能追加、機能強化が行われた。ここでは目玉として紹介されたAMのための設計、トポロジー最適化、そしてCFDを中心に紹介する。
⇒ 参考:「失われつつある“設計力”を回復できる職人気質の3D CAD『Creo』」
AMのための設計に関しては、「これまで大規模な投資を行ってきた領域だ」(トンプソン氏)とし、Creo 4.0から継続して機能強化やパートナー企業との協業を進めてきたという。Creo 5.0では、約1年前に行われたCreo 4.0の製品説明会でComing Soon……となっていた金属積層造形に強いMaterialise(マテリアライズ)が新たなパートナーとして加わった(関連記事:IoT、3Dプリンタ、ARを設計業務で手軽に活用できる「Creo」がもたらす未来)。「AMを行う上で必要となる最適化や検証、3Dプリントチェックといった機能は、通常異なるツールで提供されることが多いが、Creoはこれらを完全に統合し、Creoの中だけで扱うことができる」(トンプソン氏)
最適化(トポロジー最適化)に関しては、VR&Dのトポロジー最適化機能をCreo 5.0に完全に統合。「非常にユニークで、他社CADのトポロジー最適化と異なる、差別化ができる機能になっている」とトンプソン氏が述べるように、トポロジー最適化後の形状を一般的なポリゴンサーフェスではなく、滑らかなパラメトリックジオメトリとして生成することができるため、そのままデザインの中に追加して使うことができるという。「従来のトポロジー最適化ツールの多くは、最適化後の形状がポリゴンで生成されるため、そのままデザインに使用できず、その形状を参考に再度設計(モデリング)する必要があった。Creo 5.0ではこうした手間が不要になった。Creo 5.0に搭載されたトポロジー最適化の機能はVR&Dのエンジンを活用しているが、最適化後に滑らかなサーフェスを自動的に作成する機能は、PTCが3年かけて独自に開発したものだ」とトンプソン氏は説明する。
さらに今回、SimericsのCFD機能をCreoに完全統合(Creo 4.0 M040でも使用可)。設計者に使ってもらうことを目的に、Creoと同じような操作性を実現しているという。「高品質なメッシュ作成が容易に行え、複雑なモデルに対しても簡単にメッシュを作成できる」(トンプソン氏)
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