設計者CAEは普通の解析と何が違う?(2)
設計力の低下、設計品質問題に悩んだら「設計者CAE」の導入を検討しよう(2/2 ページ)
設計品質問題の解消に役立つ「設計者CAE」
バランス感覚が十分でない、適切な指示も受けられない経験の浅い設計者、コストと納期優先で設計対応に追われる環境、可視化されて良く見えてしまうモデルなど、設計者は設計品質問題が生じやすい環境にいるわけです。
こうしたリスクを排除するために活用すべきなのが、設計者CAEです。3D CADを運用する上で、そのパラメータのエビデンスを求める“電卓”としてのニーズがありました。このパラメータを求めることは、「寸法最適化」「形状最適化」ともいえます。さまざまなパラメータの組み合わせによって、比較検証が行われ、最も適正な数値を導き出し、それが設計寸法として定義されるわけです。
今日では「トポロジー最適化」という最適化手法もあります(トポロジー最適化についてはあらためて解説します)。目的は設計寸法を求めることにあるので、与えられる負荷条件などは同じです。このように、設計者CAEのスタートは比較検証にあったわけです。
図3の例では、固有値と変位に制約を与えて、中央部の開口部寸法の最適化を図っています。この例のように、コスト=体積(重量)として考えるのであれば、最軽量化することが解析のゴールであって、“象が踏んでも壊れない(これを知っているのは50代以上?)”ものがゴールではありません。
このような設計では、仕様を満たして限界まで軽くしようとする設計者の攻めの姿勢によって、同一条件の下(図3の例では同じ荷重と同じ拘束条件)で比較検証が行われるわけですが、ここには比較論による解析運用が存在するはずです……。(次回に続く)
◎併せて読みたいお薦めホワイトペーパー:
» クラウド型CAE、設計・解析者の約50%がコスト削減、解析速度/品質向上に期待
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設計者CAEは普通の解析と何が違う?
「設計者CAE」という言葉が設計現場で聞かれるようになって久しいですが、3D CAD推進とともにきちんと設計者CAEに取り組んでいる企業もあれば、まだ途上あるいは全く着手していないという企業もあるかと思います。本連載では、設計者CAEがもたらすメリットや実際に導入していく上での注意点を、現場目線でご紹介します。◎こんなキーワードに興味のある方にオススメ:[CAE][設計者CAE][3Dデータ][3D推進][3次元設計][設計品質向上][ツール導入]
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