SOLIDWORKS WORLD JAPAN 2017
3つのアプローチで設計自動化を実現する「SOLIDWORKS」――そのビジョンと戦略(2/2 ページ)
「SOLIDWORKS 2018」で提供されるトポロジー最適化機能
続いて、前述した統合と自動化による将来の設計環境の実現に向けた同社の製品戦略(アクション)について紹介。バッシ氏は「われわれの製品戦略には、20年以上にわたり開発を続け、磨き上げてきたデスクトップ製品と、クラウドプラットフォーム上で高度な機能を提供する3DEXPERIENCEプラットフォーム製品がある」とし、双方における最新の取り組みについて説明した。
まず、SOLIDWORKSのデスクトップ製品について、バッシ氏は「SOLIDWORKS 2018で非常に多くの機能強化を行った。今後も継続してデスクトップ領域への投資を行っていく」と説明した上で、SOLIDWORKS 2018で新たに搭載されたトポロジー最適化に関する機能(「トポロジースタディ」)について言及した。
トポロジースタディは、ダッソー・システムズの「SIMULIA」ブランドがサポートする最適化ツール「TOSCA(トスカ)」をエンジンとしており、SOLIDWORKSの線形静解析ソルバーと連動させて搭載。設計者が剛性や製造要件などを制約条件として指定することで、それらを満足する軽量形状を導き出してくれる。また複数の荷重ケースにも対応し、それぞれで最適な軽量形状を導き出した上で、それらの結果を1つに統合することも可能である。このトポロジースタディは、「SOLIDWORKS Simulation Professional」「SOLIDWORKS Simulation Premium」のサブスクリプション契約をしているユーザーに提供される。
「昨年(2016年)約束した機能をSOLIDWORKS 2018で実現することができた。このトポロジースタディのエンジンであるTOSCAは、SIMULIAで多くの実績があり、世界中のユーザーが既に利用している。今回のバージョンアップにより、このTOSCAの高度な機能をSOLIDWORKSユーザーにもたらすこととなった」(バッシ氏)。
新製品の存在、そして「Xdesign」についても言及
クラウド世代の製品戦略としては、ダッソー・システムズの3DEXPERIENCEプラットフォーム上で動作する製品として、既に概念設計の迅速化を支援する「SOLIDWORKS Conceptual Designer」および「SOLIDWORKS Industrial Designer」をリリースしているが、新たに「SOLIDWORKS Product Designer」という製品の存在を明らかにした。詳細は明らかにされなかったが(スライド画像を見る限り何らかの解析ができそう?)、来年(2018年)の第一四半期のリリースを予定しているとのことで、3DEXPERIENCEプラットフォームに対応したSOLIDWORKSブランドのツールについても、よりいっそうの拡充が進みそうだ。
また、デザインガイダンス技術を搭載するWebブラウザベースの設計ツール「Xdesign」についてもわずかに触れ、バッシ氏は「設計者は、最新テクノロジーによる体験をいつでも、どのデバイスからでも享受できる。将来、Xdesignは設計業界のゲームチェンジャーになり得るだろう」とその可能性の大きさを示唆した。
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