富士通クラウドテクノロジーズ IoT実態調査
IoT活用に取り組む企業の約65%が「期待通り」以上の効果を実感
富士通クラウドテクノロジーズは、製造業とサービス業を対象にしたIoT(Internet of Things)活用の実態調査の第3弾を実施。その結果概要を発表した。
富士通クラウドテクノロジーズは2017年10月18日、企業におけるIoT(Internet of Things)活用の実態調査の結果概要を発表した。同社では、今後特に製造業とサービス業においてIoT活用のニーズが高まると考え、両業種におけるIoTの活用実態を把握するための調査を継続的に実施。今回、その取り組みの第3弾となる。
今回の調査は同年9月6~11日の期間、インターネット上でアンケートを実施。対象は、製造業もしくはサービス業に従事する日本全国の20代以上の男女で、550(製造業:250人/サービス業:300人)もの有効回答数が得られたという。
IoT活用に対する期待は高いが普及は緩やか!? IoT活用の実態
まず、「IoT活用でビジネスが進展するかどうか」を聞いたところ、製造業で76.4%(前回調査:78.0%)、サービス業で52.3%(同:51.3%)が、「製造業のサービス化が進展する/IoTによってビジネスが進展する」と回答。両業種ともに半数以上が、IoT活用に対して高い期待を抱いていることがうかがえる結果となった。ただし、全体の傾向としては“横ばい”と捉えることができ、「世の中におけるIoT普及の実感」についても同様に、全体で45.7%(前回:46.7%)と横ばいの傾向が見られる結果となった。
「勤務先におけるIoT活用の状況」については、「検討」以上が全体で33.5%と、過去の調査結果同様に3割台にとどまる結果となった。業種別で見てみると、製造業が51.2%、サービス業が18.7%となり、製造業の方が進捗(しんちょく)している様子がうかがえる。また、「準備」「検討」していると回答した企業の30.7%が、「1年以内にIoT活用の取り組みを開始する予定」と答えている。
続いて、既にIoT活用が進んでいる企業に所属する人に対し、効果の満足度を調査したところ、23.5%が「期待以上の効果があった」、41.2%が「期待通りの効果があった」と回答。「期待通り」以上の効果を感じている人が6割を超える結果となった。さらに「効果が全くなかった」が0%であったことから、取り組みを行った大多数で何らかの効果を実感できていることが分かる。また、IoT活用の経過期間については、55.9%が「2年以上」と回答しており、長期間IoT活用に取り組んでいる企業が多いことが分かった。
一方、IoT活用について「予定はない/分からない」とした回答者に、その理由を聞いたところ、「特に理由はない」(46.7%)、「自社サービスとIoTの関係が分からない」(25.1%)、「IoT活用のための部門/部署がない」(15.3%)、「効果が分からない」(13.9%)などが挙げられたという。この結果から、IoT活用に取り組んでいない企業の多くが、そもそもIoT自体に価値を見いだせていないことが分かる。
また、IoTに求める価値については、前回に引き続き「顧客接点強化」(27.8%)が両業種共通で最も多く、次いで「製品・サービスの付加価値向上」(24.2%)、「フロントサービス業務の最適化」(23.8%)という結果となった。さらに、IoT活用状況が「検討」以上の段階まで進んでいる方に、実際の活用用途を聞いたところ、「サービスの付加価値向上」(21.2%)、「システム・インフラの効率化」(18.5%)、「新規事業創出」(12.5%)が多く、求める価値と実際の活用用途に乖離(かいり)が生じている実態が明らかとなった。
富士通クラウドテクノロジーズでは、今回の実態調査によって得られた知見を、同社が提供するデジタルIoTソリューション「ニフティIoTデザインセンター」での提供価値向上に生かし、IoTを活用したビジネスメリットの創出に取り組む企業を後押ししていくという。
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