CAD、CAE環境をVDIへ移行するための手引き(5)
デスクトップ仮想化「よくある質問と回答」(3/3 ページ)
よくある質問と回答【3】
質問:デスクトップ仮想化のウイルス対策は?
回答:既存のウイルス対策ソフトを使う場合は工夫が必要です。エージェントレス型ウイルス対策を推奨します。
ワークステーションからデスクトップ仮想化に移行する際、既に購入済みのウイルス対策ソフトを継続して利用できる製品もある。しかし、仮想基盤上の仮想デスクトップ群で一斉にウイルススキャンが発生すると、ディスクI/Oの集中により深刻なパフォーマンス悪化を招く。このため、ウイルススキャンのスケジュール検索の負荷が重複しないように、スキャンのタイミングを仮想デスクトップ群単位で分散させるなどの工夫が必要だ。このようなスキャンのタイミングの管理を集中して行うことができないウイルス対策ソフトウェアは使い物にならないため、別の製品に更新するか、下記のエージェントレス型ウイルス対策の導入を強く勧める。
エージェントレス型ウイルス対策は、仮想デスクトップ側でウイルス検索をするのではなく、仮想基盤上にウイルス対策専用のインスタンスを立て、仮想基盤レベルでそれぞれの仮想デスクトップをウイルスから守る。この際、ある仮想デスクトップでスキャン済みのファイルと同一のものが別の仮想デスクトップにもある場合、信頼済み(ホワイトリスト)という扱いにより、再スキャンを省く。仮想デスクトップではその仕組み上、重複するファイルが非常に多いため、ホワイトリストによるスキャンの省力化がウイルススキャン時のシステム全体の負荷を大きく低減させることが可能だ。このため、デスクトップ仮想化を導入する場合はエージェントレス型ウイルス対策をお勧めする。
以上、全5回にわたり「CAD、CAE環境をVDIへ移行するための手引き」と題して導入の流れやポイントを説明してきた。最後に、導入前の十分な準備が肝要であることをあらためてお知らせしつつ連載を終了したい。(連載完)
◎併せて読みたいお薦めホワイトペーパー:
» 主要7製品を完全網羅! 製品選定・比較に役立つ「商用3D CADカタログ 完全版」
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CAD、CAE環境をVDIへ移行するための手引き
設計・解析の現場でも、デスクトップ仮想化の一方式であるVDIに対する関心が高まっている。連載「CAD/CAE環境をVDIへ移行するための 手引き」では、VDIの基礎解説や導入メリット、運用ポイントなどを分かりやすく解説していく。◎こんなキーワードに興味のある方にオススメ:[デスクトップ仮想化][VDI][CAD][CAE][導入][運用][移行]
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