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本格導入前の造形・検証などが可能な多機能型3Dプリンタ施設を開設:イグアス
イグアスは、3Dプリンタでの造形や検証、代理造形サービス、ワークショップや研修などができる多機能型3Dプリンタ施設「イグアス3Dソリューションセンター」を開設した。
イグアスは2016年10月、3Dプリンタでの造形や検証、代理造形サービス、ワークショップや研修などができる多機能型3Dプリンタ施設「イグアス3Dソリューションセンター」を開設した。
神奈川県川崎市に開設された同センターでは、造形・検証スペースで、有償による造形や3Dプリンタの時間貸し、実機見学、3Dプリンタ検証機関などのサービスを提供する。バックアップセンターでは代理造形サービスを提供し、多目的研修スペースでは、導入前後の操作教育やスキルアップ研修、ワークショップ、セミナーなどの実施が可能だ。
プロダクション、プロフェッショナルそれぞれのカテゴリーの機器を設置しており、3Dプリンタ導入を検討中の企業は、事前に試用した上で機種選定することができる。また、導入後トラブルが発生した場合は代理造形を依頼できるなど、さまざまな目的で活用できる。
3Dプリンタによる造形は、試作品から最終品に至るまで活用シーンが広がっている。しかし、最終品が造形できる3Dプリンタは高価なため、導入する前に試用したいという企業が増えており、それが今回のセンター開設につながった。
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