ニュース
デルタ式3Dプリンタとレーザー加工技術を応用した3D金属造形システム、操作は全てタブレット端末で:三菱重工工作機械/SFC研究所 デルタ・ワークス・コンセプト
三菱重工工作機械と慶應義塾大学SFC研究所 ソーシャル・ファブリケーション・ラボは、新たなコンセプトの3D金属造形システム「デルタ・ワークス・コンセプト」を共同開発した。
三菱重工工作機械と慶應義塾大学SFC研究所 ソーシャル・ファブリケーション・ラボは2016年11月1日、新たなコンセプトの3D金属造形システム「デルタ・ワークス・コンセプト」を共同開発したことを発表した。
両者は、同年4月からデルタ・ワークス・コンセプトの共同研究をスタートさせ、デルタフレーム構造とその制御技術について開発を進めてきた。このたび、それら構造・技術などを盛り込んだ3D金属造形システムのプロトタイプモデルを開発。同年11月17日から開催される「JIMTOF2016 第28回日本国際工作機械見本市」(場所:東京ビッグサイト)に参考出品し、3D金属造形のデモンストレーションを行い、デジタルファブリケーションをはじめとする幅広い用途での可能性を探る予定だという。
技術と知見の集大成「デルタ・ワークス・コンセプト」の可能性
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 色・材料・接合強度などを保持できるボクセルベースの新3Dデータ形式「FAV」
富士ゼロックスと慶應義塾大学SFC研究所は、物質の内部構造、色、材料、接合強度などを含めた3次元情報を保持することで、複雑な工程を経ずに立体物をより表現力豊かに出力できる、新しい3Dプリント用データフォーマット「FAV(FAbricatable Voxel)」を共同研究し、その仕様を公開した。 - 36万色フルカラーの第3世代マルチマテリアル対応「3Dプリンタ」国内販売開始
ストラタシス・ジャパンは、マルチマテリアル&フルカラー対応のハイエンド3Dプリンタ「Stratasys J750」の国内販売開始を発表。実機によるデモンストレーションを、「第27回 設計・製造ソリューション展(DMS2016)」で披露した。 - 米HP、10倍速く低コストな造形が行える高品質業務用3Dプリンタを発表
米HPは、3Dプリンタソリューション「HP Jet Fusion 3D Printing Solution」を発表。長年培ってきたインクジェット技術を応用した「HP Multi Jet Fusion technology」を採用する業務用3Dプリンタ「HP Jet Fusion 3D 3200/4200 Printer」を発売する。 - 質感を生かした試作が可能に、光造形方式3Dプリンタ用「柔軟質」樹脂素材
ローランド ディー.ジー.(ローランドDG)は、光造形方式3Dプリンタ「ARM-10」用光硬化型樹脂に、柔軟質タイプの「PRR35-OP」と硬質タイプの「PRH35-ST2」を追加した。