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» 2017年01月25日 07時00分 UPDATE

ラティス・テクノロジー XVL Vmech Simulator:設備開発プロセスの並列化ソリューションを強化、設計変更に追従する機能を搭載

ラティス・テクノロジーは、製造設備の機構を動的に検証する「XVL Kinematics Suite」と、その制御ソフトウェアを仮想検証する「XVL Vmech Simulator」の最新版の提供を開始した。

[TechFactory]

 ラティス・テクノロジーは2017年1月17日、製造設備の機構を動的に検証する「XVL Kinematics Suite」と、その制御ソフトウェアを仮想検証する「XVL Vmech Simulator」の最新版の提供開始を発表した。新パッケージでは、設計変更に追従する機能を搭載し、検証の作業性と効率性が大幅に向上したという。

 グローバル展開を含む厳しい競争環境にある製造業では、優れた製品を短納期で供給することが求められている。これまで、各社は製造設備をPLC(Programmable Logic Controller)上の制御ソフトウェアでコントロールすることにより、多様な製品生産を実現してきたが、本格到来する「インダストリー4.0(第4次産業革命)」の実現において、この製造設備開発の高品質化と効率化が、全体の生産性向上の大きなカギとなりつつある。

初期段階からメカ、エレキ、ソフトの設計を並列に行い仮想モデルで前倒し検証 初期段階からメカ、エレキ、ソフトの設計を並列に行い仮想モデルで前倒し検証(出典:ラティス・テクノロジー)

 同社では、制御ソフトウェアを含む製造設備を短納期かつ効率的に開発するためにXVL Vmech Simulatorを提供。製造設備の実機完成前に制御ソフトウェアを仮想検証することで、設備開発期間の大幅な短縮を実現してきたという。仮想検証には、設備の3次元モデルをCADで準備し、そのモデルがどのように駆動するのか“機構”を定義する。

 新パッケージではユーザーの声を反映し、設備の3次元モデルに設計変更が発生しても、一度設定した機構情報をそのまま新しい3次元モデルに引き継げるようになった。メカ設計者は変更後の機構を確認できるとともに、制御ソフトウェア開発者も仮想検証を即座にスタートできる。この結果、初期段階からメカ、エレキ、ソフトウェアの設計を並列に行い、仮想モデルで前倒し検証することが可能となった。

 また、新パッケージにより設備開発プロセスのコンカレント(同時並行)化が推進され、上流工程での製造設備の品質の作り込みを実現。マーケットニーズに合致するタイムリーな製品出荷と高品質設備による安定生産といった、競争力のある工場の垂直立ち上げが実現可能になるという。


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