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リコー、成長戦略を担う旗艦工場を中国に――IoT、ロボット、自動化設備を導入:Ricoh Manufacturing(China)
リコーは、グローバル生産体制強化の一環として、中国広東省東莞市にオフィスプリンティング機器の生産会社「Ricoh Manufacturing(China)」を設立すると発表した。
オフィスプリンティング機器の生産を担うスマート工場
リコーは2018年7月19日、グローバル生産体制強化の一環として、中国広東省東莞市にオフィスプリンティング機器の生産会社「Ricoh Manufacturing(China)」を設立すると発表した。
新会社では、オフィスプリンティング機器のグローバル集約生産拠点として、IoT(Internet of Things)による販売、製造データの活用や最先端のロボット、自動化設備を導入することで、QCDのレベルアップだけでなく、今まで消費地拠点で行っていたカスタマイズ生産を高効率に実現する。また、顧客先での稼働データと製造データを一元管理することで、機器の稼働品質の向上を図る。
◎「スマート工場/工場IoT/製造業IoT」関連の 事例、課題、解説 動向など:
» パナソニック佐賀工場は2つの顔を持つ、全長100mの生産フロアで見たスマート工場の可能性
» 製造業が変わらなければならない「理由」とスマート工場の実現に必要な「視点」
» オムロンが示す「産業用ロボットの未来」――人との新たな協調、設備との協調へ
「デジタルマニュファクチャリング」推進で事業効率の向上を目指す
以下、新会社の概要を示す。
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