特集
「生産現場でのロボット活用」を進めるために必要なプレイヤーとは:RobiZy設立記念セミナー(1/3 ページ)
人と一緒に働く協働ロボットは生産現場でも徐々にその存在感を増しているが、普及のへの障壁があることも事実だ。人とロボットがともに働くために、いま何が必要なのか。ロボットビジネス支援機構(RobiZy)設立セミナーの基調講演から解き明かす。
産業用ロボットが当たり前のように使われている現代。日本ロボット学会理事も務めた経歴を持つ東京大学名誉教授の佐藤知正氏は「次に来るのは、その高度化とさらなる普及、そしてサービスロボットの時代であり、人とロボットの協働がさらに進むだろう」と語る。
人とロボットがともに働くために、いま何を考え、どのような取り組みをすべきなのか。佐藤氏が登壇したロボットビジネス支援機構(RobiZy)設立セミナーの基調講演から説き明かしたい。
協働ロボットの本格化には何が必要か
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- オムロンが示す「産業用ロボットの未来」――人との新たな協調、設備との協調へ
オムロンは、「システムコントロールフェア(SCF)2017」(会期:2017年11月29日〜12月1日)の出展社セミナーにおいて、「オムロンが考えるロボット活用によるモノづくり革新」と題し、ここ数年間注力してきたロボット事業をメインに、同社の独自性やロボット活用の進化について語った。 - ソフトバンクが「自律化」ロボット販売へ、製造や物流も視野に
ヒト型ロボット「Pepper」を販売するソフトバンクロボティクスが、自律型の業務用清掃ロボットを2018年夏に日本国内投入する。自律型ロボットの「頭脳」を既存製品に組み込むことで、ロボット化する。 - デンソーウェーブ、重さ4キロの協働ロボット「COBOTTA」
デンソーウェーブは同社初の協働ロボット「COBOTTA」の受注を、2017年11月29日より開始する。出荷開始は2018年2月の見込み。 - 腐ったミカンもつぶさずにつかめる「リアルハプティクス技術」搭載双腕ロボット
NEDOと慶應義塾大学は、身体感覚を伝送できる双腕型ロボット「General Purpose Arm」を開発。世界初をうたう「リアルハプティクス技術」を搭載したマスタースレーブ方式のロボットで、物体の硬さや柔らかさなどの触覚をありのままに伝えることができる。腐ったミカンの除去(選果)など、実用化に向けた取り組みも進められている。 - 2017年の世界ロボティクス関連市場は日本を除くアジア太平洋地域が最大市場に
IDC Japanは、世界のロボティクスおよび関連サービス市場の予測を発表した。