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組み込みソフトウェアの「品質」とは何か――品質の始まりからその実態までIoT時代の組み込み系ソフトウェア品質(1)(2/7 ページ)

組み込みソフトウェアにおける「品質」とは、一体、何者であろうか。多用されている言葉であるがその実態はようとしてしれない。この連載では「IoT時代の組み込み系ソフトウェアの品質」をテーマに開発現場の目線で見ていく。まずはこの品質の正体を見破ることから始めたい。

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1.2 品質の定義を各規格から知る

 ISO9000:2005では、品質とは「本来備わっている特性の集まりが要求事項を見たす程度」とある。また特性とは「そのものを識別するための性質」とある。つまり品質とは「本来備わっている(そのものを識別するための)性質の集まりが要求事項を見たす程度」である。

 ここで重要なのは品質とは性質そのものではなく、その性質を別の観点(ここでは要求を満たすかどうかの観点)から得られる「程度」としていることである。

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