製造業のIoT、AR活用で「3D CAD」と「PLM」が欠かせない理由:特選ブックレットガイド
「PTCは一体どこへ向かうのか?」――。近年、主力事業のCAD、PLMよりも、IoTプラットフォームやARソリューションの話題が目立つPTCだが、年次ユーザーカンファレンス「LiveWorx 2017」であらためてCADとPLMの重要性を訴えた。
製造業のための製品・サービス情報サイト「TechFactory」で掲載された主要人気連載/特集記事を、読みやすいPDF形式の電子ブックレットに再編集してお届けする「エンジニア電子ブックレット」。今回は、『PTCはIoTベンダーになったのか? CAD、PLMユーザーに向けたメッセージ』をご紹介します!
IoTがPLMを“本来の意味でのPLM”に押し上げる
PTCは2017年5月22〜25日、年次ユーザーカンファレンス「LiveWorx 2017」を米国マサチューセッツ州ボストンで開催した。
前回の同イベントでは、IoTやARで製造業がどう変わるのか、その可能性を示すコンセプチュアル(概念的)な内容が目立った。しかし、今回のLiveWorx 2017では、同社が推進する「フィジカルとデジタルの融合」の中心的役割を担うのが「CADとPLMだ」とあらためて訴え、Bosch Rexroth(ボッシュ・レックスロス)の製品開発を例に、より現実的な製造現場におけるIoTおよびARの活用イメージが紹介された。
特に印象的だったのは、PTC 社長兼CEOのジェームズ・E・ヘプルマン氏が基調講演の中で「IoTが次世代のPLMになる」というメッセージを何度も口にしていた点だ。この言葉をもう少し丁寧に解釈すると、「IoTがPLMを“本来の意味でのPLM”に押し上げる」という意味であり、IoTを本格活用していく上でPLMが重要な役割を担うことを繰り返し述べていた。
電子ブックレットのダウンロードはこちらから
本電子ブックレットは、TechFactoryで掲載されたレポート記事「製造業のIoT/AR活用のカギはCADとPLMにあり――現実味を帯びてきたフィジカルとデジタルの融合」を基に制作しています。
◎編集部イチ押し関連記事
PLMシステム 最新アップデート
» 2020年国内PLM市場は2900億円規模に、PLMベンダーはデジタル化を追い風に新たな事業機会を狙う
» PLMの存在なくしてIoTによる製造業のデジタル変革は成し得ない
» PLMシステムがうまく活用されていない“5つの理由”
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.