高信頼ネットワーク構築が可能な産業用スイッチングハブ:デジタル SPIDERIII
デジタルは、過酷な環境でも使用できる産業用スイッチングハブ「SPIDERIII」を発表した。
デジタルは2016年9月、過酷な環境でも使用できる産業用スイッチングハブ「SPIDERIII」を発表した。多様なスイッチング機能やTP/TXインタフェース機能を備え、各種海外安全規格にも対応。信頼性の高いネットワーク構築が可能になる。
◎編集部イチ押し関連記事:
» IIoTが実現する製造業の未来とそのメリット
» ガラパゴス化しつつある日本の製造業、つながらない設備機器
» ガラパゴス化しつつある日本の製造業、取り残されるプログラミング言語
» パラダイムシフトの時が来た! IIoT時代の生産設備の保守・管理は劇的に変化する
» トヨタが全面採用を決めた「EtherCAT」とは何か
SPIDERIIIは、アンマネージドスイッチギガビット対応で、RJ-45モジュールを8ポート備え、10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-TXの通信規格に対応する。スイッチング機能として、ポートごとに受信データの有効性をチェックし、有効データのみを転送する「ストアー アンド フォワード」、全てのソースアドレスを各ポートが最大1000アドレスまで認識・監視し、300秒以上経過したアドレスを自動消去する「マルチアドレス機能」を備える。また、VLANタグに対応しており、MACデータフレームにVLANタグのついたデータパケットを変更することなく送信できる。
TP/TXインタフェース機能も充実。TP/TXライン内をリンクテストパルスで監視し、アイドルシグナルを受信しないTP/TXラインへのデータ送信を抑止する「リンクコントロール」や、受信用ラインの極性(ポラリティ)が正しくない場合、自動的に修正する「オートポラリティ」、自動でデータスピードと送信モード(半二重/全二重)を判別する「オートネゴシエーション」、送信と受信の配線構成を自動認識する「オートクロッシング」を備える。
本体は、アタッチメントを使わずに35mmのDINレールに取り付け可能だ。定格電圧24Vdcで、外形寸法がW38×H102×D79mm、重さは約170g。ツイストペアケーブルで、最大100mまで接続できる。
◎併せて読みたいお薦めホワイトペーパー:
» 5分で分かるEtherCAT
» 産業用IoT向け“次世代イーサネット規格”とは?
» 基礎から始める FL-net 入門編
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 24時間稼働するFA現場向け機種など、産業用スイッチングハブ30機種
デジタルは、産業用スイッチングハブ「ConneXium」シリーズ30機種を発売した。 - イーサネットスイッチをコネクタに組み込める新モジュール
ハーティングは、コネクタシステム「Han-Modular」シリーズの新製品で、イーサネットスイッチ機能を備えた「Han-Modular Switch US4」モジュールを発表した。 - 狭スペース対応の産業用イーサネットRJ45パッチケーブル
ハーティングは産業用のイーサネットRJ45パッチケーブル製品に、狭スペース対応の「PushPull パッチケーブルRJ45 DualBoot」を追加した。 - 1台で2台の6軸多関節ロボを制御できる高性能CPU搭載モーションコントローラー
山洋電気はモーションコントローラー「SANMOTION C」に、EtherCATインタフェースを搭載してCPUの処理能力を高めた新モデルを発表した。