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インダストリー4.0を加速させるポケットサイズのPLC開発キット:マキシム Pocket IO
マキシムがPLC(Programmable Logic Controller)の開発レファレンスキット「Pocket IO」を発表した。文字通りポケットサイズながら低消費電力化も実現した。
Maxim Integrated Products(以下、米Maxim)は2016年9月29日、PLC(Programmable Logic Controller)の開発レファレンスキット「Pocket IO」を発表した。既に販売は開始されており、価格は499ドル。キットにはIO-Linkプロトコルスタックの他、取り付けボードやケーブル、電源が含まれており、回路図とレイアウトファイル、ファームウェアも無償にて提供される。
新製品は同社が2014年に発表した「Micro PLC」の後継に当たり、DC-DCコンバーターICやIO-Linkセンサー、8回路のデジタル入出力トランスレーター/シリアライザー、ハイサイドスイッチおよびドライバーICなどを組み合わせた開発キットだ。
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