大原雄介のエレ・組み込みプレイバック
夢物語から実現に近づいてきた光インターコネクト(3/4 ページ)
これに関して講演を行ったのがIntelである。同社は昔からSilicon Photonicsにかなりの拘りを持ってずっと研究を続けており、かつては製品の形で出荷した事もある(特定メーカー向けのワンオフに近い扱いのもので、後継製品も出なかったから一般的とは言い難いが)。もともとIntelは2006年、当時まだ退職前だったPat Gelsinger氏(当時はSVP兼DEG:Digital Enterprise GroupのGMだった)は、将来は全てのインターコネクトが光になる、としていた。そのIntelの現在の見方がこちらだ(図4、図5)。
よく見るとEnergy Efficiencyは~5xではなく~4xだろう、とか1Tbit/secとか4Tbit/secはWDMをフルに活用した場合の話で、1波長だと200Gbpsの技術の策定にまだ苦労しているとかいろいろ突っ込みたい部分はあるが、200Gbpsを超える電気配線が可能か?というと「不可能」とは言えないもののいろいろ敷居が高そうな事を考えると、そろそろ光を利用したインターコネクトが現実的になりつつあると考えているようだ。実際2020年のOFCでIntelはSilicon Photonicsを実装した12.8TbpsのSwitchのデモを行っている(図6)。
それだけではなく、今年のISSCCでは22nmプロセスで製造したPAM4のTIA(Trans-Impedance Amplifier)(図7)を、OFC 2022ではMicro-Ring構造の240Gbps PAM4のModulator(図8)を発表するなど、要素技術のブラッシュアップに余念がない。特にCMOSプロセスと親和性のある、200Gbps超えのModulatorの開発に成功したのは割と大きなブレークスルーであり、イーサネットはもとよりインターコネクト向けとしてもかなり有望ではある。
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大原雄介のエレ・組み込みプレイバック
これを読めばここ1カ月のエレクトロニクス/組み込み業界の動きが分かる連載。注目すべき市場動向と注目すべき製品を取り上げます。
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