大原雄介のエレ・組み込みプレイバック
夢物語から実現に近づいてきた光インターコネクト(2/4 ページ)
こうした現状を受けて、Hot Interconnectsで出てきた話題が、光トランシーバの再構築である(図2)。
これまでは一番左に示されるように、ホストからC2M(Chip-to-Module) I/FでDSPを経由してMod(モジュレータ)によって光信号に変換して出力、あるいは光入力をPD(Photo Detector)で受けてDSP経由でC2M I/Fを通してホスト側に送り出す、という一連の作業は全てトランシーバモジュール内に収められていた。これに対し、今後はモジュールをやめ、ホスト側の基板の上にDSP以降の処理を担うモジュールを搭載、これをXSRなどの短距離I/Fでつなぐというアプローチや、何ならDSPもホスト側に置いてしまえ(図3)というアプローチがあり得る、としている。ちなみにこの提案を行ったのは元Rockley PhotonicsのCyriel Minkenberg氏(2022年9月からLumiphaseに転職した)である。
ただ、ここでModなりPDなりが従来と同じディスクリート部品を使っているのであれば、それは単にトランシーバモジュールをフロントパネルから基板上に移動しただけにすぎない訳で、本質的な解決にはなっていない。本質的な解決策としては、ModやPDを含めた全てのトランシーバのコンポーネントをSwitchチップ、あるいはこれにつながるサーバ側で言えばチップセットというかネットワークコントローラの中に収め、チップから直接光の入出力が出るような形まで持っていく必要がある。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
大原雄介のエレ・組み込みプレイバック
これを読めばここ1カ月のエレクトロニクス/組み込み業界の動きが分かる連載。注目すべき市場動向と注目すべき製品を取り上げます。
この記事の著者
新着ホワイトペーパー PR
-
製品資料
[株式会社 Green AI] AIで脱炭素計画を最適化、初年度からエネルギーコストとCO2を削減する方法 -
市場調査・トレンド
[スマートジャパン編集部] 「ペロブスカイト太陽電池」の普及戦略が公表 政府が目指すコスト・導入量のロードマップを解説 -
市場調査・トレンド
[スマートジャパン編集部] 導入が加速する再エネ・系統向け蓄電システム コスト・収益性の現状分析 -
技術文書・技術解説
[スマートジャパン編集部] いまさら聞けない「ペロブスカイト太陽電池」の基礎知識と政策動向 -
技術文書・技術解説
[スマートジャパン編集部] 「ペロブスカイト太陽電池」の開発動向、日本の投資戦略やコスト目標の見通しは?
こんなメディアも見られています
TechFactoryに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
特集
- マテリアルズ・インフォマティクスの動向調査
- 研究・開発職のデジタル活用調査
- 設計・解析業務におけるAI活用
- 3Dプリンタ利用動向調査
- CAD利用動向調査
- つながる工場の現状と課題
- 製造業におけるAI開発および活用の実態
- 設計・製造現場における品質管理
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
EE Times Japan×EDN Japan 統合電子版:フィジカルAIが生み出す新たな「設計思想」――電子版2026年8月号
-
2
半導体装置メーカー 業績まとめ【2027年3月期第1四半期】
-
3
新入社員に読んで欲しい鉄鋼材料の基礎知識まとめ(Part4)
-
4
一時は時価総額トヨタ超え キオクシア2026年度の動向
-
5
微細配線間の絶縁劣化をどう捉える? 先端パッケージ評価の最前線
-
6
新入社員に読んで欲しい鉄鋼材料の基礎知識まとめ(Part1)
-
7
EE Times Japan×EDN Japan 統合電子版:2026年上半期の半導体業界を振り返る――電子版2026年7月号
-
8
新入社員に読んで欲しい鉄鋼材料の基礎知識まとめ(Part3)
-
9
CADツールの見直しは本当に必要? 切り替えの理由と効果を7つの質問で検証
-
10
新入社員に読んで欲しい鉄鋼材料の基礎知識まとめ(Part2)
TechFactory SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechFactoryをフォロー