インフィニオン
CAN FDプロトコルに対応し、最大5Mbpsの高速通信を実現するSBCの新ファミリー
インフィニオンテクノロジーズは、SBC(System Basis Chips)製品の新ファミリーとなる「Lite SBCファミリー」と「Mid-Range+ SBCファミリー」を発表した。
インフィニオンテクノロジーズは2018年9月19日、SBC(System Basis Chips)製品の新ファミリーとなる「Lite SBCファミリー」と「Mid-Range+ SBCファミリー」を発表した。
両製品ファミリーは、ISOのCAN FD(CAN with Flexible Data rate)プロトコルをサポートし、自動車用途で最大5Mbpsの通信速度を実現する「業界初」(同社)をうたうSBCだという。
高速通信に加えて消費電力の低減か可能な新ファミリー
Lite SBCファミリーは、システムコストの低減に最適化されたエントリーレベルのSBCである。同SBCは1個のCANトランシーバーを搭載したデバイスであり、車載ワイヤレス充電器、窒素酸化物(NOx)センサー、ギアシフター、照明制御装置といった幅広い用途に対応できるという。
一方、Mid-Range+ SBCファミリーは、1個のCANトランシーバーと最大2個のLINトランシーバーを搭載したより高性能なSBCで、ボディーコントロールモジュールやゲートウェイモジュールなどに対応可能だとする。
これら新しいSBCは、高速通信に加えて消費電力の低減か可能。選択的に使用できるパーシャルネットワーキング機能を利用すれば、必要のないときにECUをスリープモードあるいはストップモードに切り替えて、消費電流を抑えることができる。さらに、Lite SBCファミリーはハイサイドNチャネルパワーMOSFETを駆動するためのチャージポンプも備える。これにより、スリープモード時に外部負荷を切断でき、暗電流の低減に貢献するという。
両製品ファミリーのデバイスは全て、電圧低下の監視、リセット機能付きウィンドウウォッチドッグ、フェイルセーフ動作モード、フェイルセーフ出力など、ECUの機能安全の概念をサポートする診断機能と監視機能を備える。加えて、Mid-Range+ SBCファミリーでは、外部負荷を4つのハイサイドスイッチで駆動することが可能である。
Mid-Range+ SBCファミリーは既に販売を開始しており、Lite SBCファミリーは2018年10月に販売開始を予定する。
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