ハンドシェイクが1往復に
wolfSSL、ユーザーに大きな利点をもたらす商用版TLS 1.3ライブラリをリリース
wolfSSLは、TLS 1.3ライブラリの商用リリースを発表した。2018年8月現在、組み込みデバイス向けの最新TLS 1.3対応ライブラリとして、「世界で唯一の商用ライセンス」(同社)だという。
軽量な組み込み向けセキュリティソリューションを提供するwolfSSLは2018年8月14日、TLS 1.3ライブラリの商用リリースを発表した。同年8月現在、組み込みデバイス向けの最新TLS 1.3対応のライブラリとして、「世界で唯一の商用ライセンス」(同社)だという。
セキュリティライブラリの「wolfSSL」は、これまで500社1000品目を超えるOEM製品に採用されてきたという。今回のリリースでは、クライアント側とサーバ側の双方でTLS 1.3をサポートする。
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TLS仕様の最新バージョンへの切り替えには、以下のようなメリットがある。
「TLS 1.3」への切り替えメリットとは?
- パフォーマンスの向上――接続時間の短縮(ハンドシェイク中のラウンドトリップの削減)
- レイテンシの短縮
- 安全性の向上――デフォルトでより安全な暗号を使用
- 安全でないアルゴリズムの削除
- より洗練されてシンプルになったプロトコル
- 改善されたセッション再開
TLS 1.3の重要な変更点の1つに、フルハンドシェイクを実行する際の往復回数が挙げられる。旧バージョンのTLSプロトコルでは、クライアント側がアプリケーションデータを送信する前に2往復必要であった。これに対し、TLS 1.3は1往復しか必要としない。これは、安全な接続を確立するために必要な時間に対し、ネットワーク待ち時間の影響が少なくなることを意味する。
wolfSSL 日本オフィス 技術統括を務める古城隆氏は「性能向上と1往復となるハンドシェイクにより、TLSのユーザーには非常に大きな利点がある。レイテンシの大きなネットワークでは、ハンドシェイク1回に掛かる時間が3分の1も削減できる」と述べる。
wolfSSLでは、オープンソースと標準的な商用ライセンスの2つのライセンスモデルでソフトウェアを提供している。wolfSSL製品をデバイスや商用ソフトウェア製品に組み込む企業は、商用ライセンスを契約する必要がある。
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