富士キメラ総研
自動運転対応で車載カメラモジュール伸長、2020年に市場は1.7倍へ
車載カメラモジュール市場は2016年の約2100億円から、2020年には約1.7倍の約3600億円に拡大する――。富士キメラ総研が光学機器や光学デバイスの世界的な市場動向を調査した資料「2018 イメージング&センシング関連市場総調査」にて予測した。
自動運転技術の普及や運転者モニタリングなどの需要から、「車載カメラモジュール市場は2016年の約2100億円から、2020年には約1.7倍の約3600億円に拡大する」との予想を富士キメラ総研が発表した。
富士キメラ総研は2018年2月1日、光学機器や光学デバイスの世界的な市場動向を調査した資料「2018 イメージング&センシング関連市場総調査」を発表した。
資料では光学機器(家庭用カメラなど民生機器、社会インフラ、医療/理化学機器、情報入力)と光学デバイス(光学ユニット、半導体デバイス、光学部品、光学関連材料/装置)について、2015年からの実績と、2022年までの市場を予測している。
完成品である「光学機器」市場は2017年に8兆4296億円(生産ベース)となる見込みだが、監視カメラなどに代表される社会インフラ向けが市場を引っ張り、2020年には10兆円市場に達すると予想される。部品ベースである「光学デバイス」市場は2017年の6兆3798億円(出荷ベース)から、2020年で8兆4997億円の規模に伸長する。
機器/デバイスともに順調な伸びを示すと予想されるが、資料では「一般車両用ドライブレコーダー(ダッシュカム)」「車載カメラモジュール」「エリアイメージセンサー」の3つを注目市場として紹介しており、車載カメラモジュール市場は2016年の約2100億円から2020年には約3600億円に、イメージセンサーは2016年の約1兆1600億円から2020年には約1兆6200億円に拡大するとしている。
車載カメラモジュールの市場拡大を後押しするのは、世界的な高度運転支援システム(ADAS)の普及であり、イメージセンサーについてはADASに加えて、モバイル決済普及に伴う認証システム向けモジュールの増加が大きな役割を果たすと予想している。また、2016年から2022年の成長率に注目すると、最も高いと予想されているのはエリアイメージセンサーやTOFセンサー、赤外線半導体レーザーなどを含む半導体デバイス(183%)であり、さざまな領域におけるセンシング需要の高まりが高い伸びの原因と考えられる。
※「光学デバイス市場」規模について、出典元データの訂正が行われましたため、数値を訂正しました(2018/06/29訂正)
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