無人搬送車導入事例
工具通販大手の物流拠点に無人搬送車154台導入、省力化狙う
工具通販大手MonotaROの新物流拠点に、日立製作所の低床式無人搬送車「Racrew」(ラックル)が導入された。拠点の自動化を進めることで省力化と生産性の向上を狙う。
日立製作所は工具通販大手MonotaROの新設した物流拠点「笠間ディストリビューションセンター」に同社の低床式無人搬送車「Racrew」(ラックル)を154台納入したと発表した。受注から出荷までの作業に無人搬送車を導入することで、配送システムの効率化を図る。
◎「産業用ロボット」関連記事 ~トレンド、導入・活用事例、効果、課題~ など
» オムロンが示す「産業用ロボットの未来」――人との新たな協調、設備との協調へ
» 「生産現場でのロボット活用」を進めるために必要なプレイヤーとは
» 産業用ロボットがハックされる!? トレンドマイクロがサイバー攻撃のリスクを検証
Racrewは日立製作所が2014より販売している無人搬送車(AGV:Automated Guided Vehicle)。全高380mmと高さを抑えた低床タイプ(幅は900mm、長さは960mm)で、最大積載重量は500kg。電源にはリチウムイオン電池を利用しており、走行速度は最大60m/分。事前設定したルートを巡回する他、運用データをもとに搬送効率を改善させる機能も備えている。
導入される笠間ディストリビューションセンター(茨城県笠間市)は延べ床面積5万6200平方メートル(敷地面積は約9万400平方メートル)に及ぶ広大な物流拠点で、1日最大4万件の出荷能力を持つ。Racrewの導入により、商品が保管されている棚ごと指定位置まで自動搬送することが可能になるため、ピッキング作業をはじめとした作業効率のアップが期待される。
矢野経済研究所が2016年10月13日に発表した国内AGVに関する調査「AGV 市場の現状と将来性 2016」によれば、Racrewのようなレールを敷設しないタイプのAGVはFA(Factory Automation)の分野を中心に導入が進んでおり、2016年度には前年度比8.8%増の102億5700万円の市場に成長する見込みだ。
eコマースの普及と進展に伴い、注文した顧客へのラストワンマイルを担う物流には大きな負担が発生しており、それはそれはMonotaROのようなB2B向け通販事業者にとっても無視できない問題となっている。日立製作所ではRacrewの拡販により、効率的な物流システムの構築に向けたロジスティクスソリューションを提供していくとしている。
◎併せて読みたいお薦めホワイトペーパー:
» ファナック、稲葉会長が語る「FIELD System」の狙い
» ロボット活用でモノづくり現場を革新するオムロンのビジョン
» 活用進む、産業用ドローン――2018年以降、サービスビジネスが大きく伸びる!?
» いまさら聞けない「サービスロボット」基礎
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
導入事例(FA)
この記事の著者
新着ホワイトペーパー PR
-
製品資料
[株式会社 Green AI] AIで脱炭素計画を最適化、初年度からエネルギーコストとCO2を削減する方法 -
市場調査・トレンド
[スマートジャパン編集部] 「ペロブスカイト太陽電池」の普及戦略が公表 政府が目指すコスト・導入量のロードマップを解説 -
市場調査・トレンド
[スマートジャパン編集部] 導入が加速する再エネ・系統向け蓄電システム コスト・収益性の現状分析 -
技術文書・技術解説
[スマートジャパン編集部] いまさら聞けない「ペロブスカイト太陽電池」の基礎知識と政策動向 -
技術文書・技術解説
[スマートジャパン編集部] 「ペロブスカイト太陽電池」の開発動向、日本の投資戦略やコスト目標の見通しは?
関連記事
こんなメディアも見られています
TechFactoryに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
特集
- マテリアルズ・インフォマティクスの動向調査
- 研究・開発職のデジタル活用調査
- 設計・解析業務におけるAI活用
- 3Dプリンタ利用動向調査
- CAD利用動向調査
- つながる工場の現状と課題
- 製造業におけるAI開発および活用の実態
- 設計・製造現場における品質管理
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
EE Times Japan×EDN Japan 統合電子版:フィジカルAIが生み出す新たな「設計思想」――電子版2026年8月号
-
2
半導体装置メーカー 業績まとめ【2027年3月期第1四半期】
-
3
新入社員に読んで欲しい鉄鋼材料の基礎知識まとめ(Part4)
-
4
一時は時価総額トヨタ超え キオクシア2026年度の動向
-
5
微細配線間の絶縁劣化をどう捉える? 先端パッケージ評価の最前線
-
6
新入社員に読んで欲しい鉄鋼材料の基礎知識まとめ(Part1)
-
7
EE Times Japan×EDN Japan 統合電子版:2026年上半期の半導体業界を振り返る――電子版2026年7月号
-
8
新入社員に読んで欲しい鉄鋼材料の基礎知識まとめ(Part3)
-
9
CADツールの見直しは本当に必要? 切り替えの理由と効果を7つの質問で検証
-
10
新入社員に読んで欲しい鉄鋼材料の基礎知識まとめ(Part2)
TechFactory SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechFactoryをフォロー