製造業における音声認識
製造現場での音声認識導入を失敗させる2つの原因と対応策(5/5 ページ)
音声認識技術の適用範囲拡大
現在、製造現場での音声認識活用は、部品などの入庫検品・ピッキング・出庫検品、製品検査/設備保守点検などの数値入力、作業ナビゲーションなどのコマンド操作などが主流であるが、今後はもっと違った形の用途が増えていくと考えている。
近年に製造業で注目されているインダストリー4.0の実現には、さまざまな設備の状態を把握する必要があるためIoT化が必須である。具体的にはさまざまな機器の駆動状況や生産状況などをセンサーから収集・分析することになるが、物理的なセンサーだけで全ての情報が収集できるわけではない。ほとんどの生産には「人」が介在するからだ。
物理的なセンサーから収集できない(しにくい)情報は、工場内の作業員が何かしら方法で情報収集され、作業日報として記録されている。日々作業をしている作業員ならではの情報や日々の「気付き」も重要な情報だが、従来のやり方では作業者に一定の負担を強いることになり、抜け落ちてしまうこともある。このような情報収集をいかに簡単に、作業員の負荷とならないように行うかは非常に重要である。
日々の「気付き」は、文章として入力しなければならないので、文章型の音声認識技術を活用すれば作業者の負担を軽減しながらの収集が可能となる。文章型の音声認識技術はコールセンターでの通話や音声入力された営業日報をテキスト化するといった用途にて既に活用されており、今後、製造業においてもICT化が進むにつれ、文章型音声認識技術のニーズが増えてくるだろう。
著者紹介
2006年6月株式会社アドバンスト・メディアに入社。営業部門において、製造物流分野やコールセンター分野などの製品のセールスや企画開発に携わる。2012年4月よりクラウド事業部営業部長に、2014年4月よりクラウド事業部長に就任。音声認識技術AmiVoiceを活用した新製品・新サービスの企画開発に従事。
2017年1月18日(水)~20日(金)開催の「第3回ウェアラブルEXPO」(ブース:W24-51)にて製造業向けの音声認識ソリューションを出展予定。
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