組み込み/IoT機器開発で使えるWindows(4)
IoTの実現に最適な「Windows IoT」と「Azure IoT」(1/3 ページ)
マイクロソフトの組み込み/IoT機器向けOS「Windows Embedded/IoT」の導入メリットとは? 連載第4回では、IoTの実現に欠かせない要素の1つ“クラウド”に焦点を当て、マイクロソフトのクラウドプラットフォーム「Microsoft Azure」のIoT向けサービス、そして組み込み/IoTデバイスとクラウドの連携活用について紹介する。
連載第1~3回では、「IoT(Internet of Things:モノのインターネット」を構成する“デバイス”側の要素として、「Windows 10 IoT」の各エディションを組み込み/IoT機器開発で活用するポイントを紹介してきました。
IoTの実現にはデバイスだけでなく、“クラウド”も欠かせない要素となります。そこで連載第4回では、マイクロソフトのクラウドプラットフォーム「Microsoft Azure」(以下、Azure)のIoT向けサービスを取り上げ、組み込み/IoTデバイスとクラウドの連携活用について紹介していきます。
AzureのIoT向けクラウドサービス
Azureは、IoTデバイスの接続・管理からビッグデータの収集・分析、データの活用までの全てをカバーするサービスを提供しています。
その中でもIoTサービスの中心となる「IoT Hub」は、IoTデバイスとAzureを簡単かつ安全につなぐサービスであり、何百万台ものIoTデバイスとの双方向通信をサポートし、「AMQP(Advanced Message Queuing Protocol)」や「MQTT(MQ Telemetry Transport)」などのIoT時代には欠かせないデバイス通信プロトコルに対応しています。
また、このようなAzureの豊富なサービスの中から、特にIoTで使われるサービスを厳選してパッケージ化した「Azure IoT Suite」も提供されています。このAzure IoT Suiteには、遠隔監視や予兆保全といった具体的なIoTシナリオにあったデモやサンプル(図2)が用意されているため、PoCの作成から実運用まで簡単に始めることができます。
参考情報:
IoTを始めるきっかけは何?
皆さんの中にも、IoTを活用した新しいサービスの提供や業務の効率化を検討されている方も多いのではないでしょうか? ここで、IoTの基本的な構成を整理して考えてみましょう。
IoTを構成する要素は、デバイス、クラウド、サービスの3つです。センサーや通信モジュールを搭載したデバイスがデータを収集し、クラウド側に発信します。デバイスから届けられたデータはクラウド上で蓄積・分析され、最終的にサービスという形で活用、可視化されます。
さて、皆さんがIoTを始めようとした“きっかけ”は何だったでしょうか? 筆者はそのきっかけを「デバイス先行型」と「目的先行型」の2つに分類できると考えます。
デバイス先行型は、“デバイスありき”でIoTの検討が始まります。つまり、新しいデバイスの登場によって、新しい製品やサービスが生み出されるといったパターンです。今まで世の中になかった新しいセンサーやデバイスの登場により、「こんなデータが集められる」「このデータを何に使おう?」という点がきっかけとなり始まるケースです。
一方の目的先行型は、ある目的があって、その目的を実現するためにどのようなデバイスやクラウドサービスが必要かを後から探すというパターンであり、「こんなデータを集めたい」「どうやって取ろう?」という“目的ありき”でIoTの検討が始まるケースです。
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組み込み/IoT機器開発で使えるWindows
マイクロソフトの組み込み/IoT機器向けOS「Windows Embedded/IoT」の導入メリットとは? Windows Embedded/IoTの最新情報や活用ポイントを、他の組み込みOSとの違いを交えながら詳しく解説する。
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