ニュース
QiとNFCの融合によりスマホの充電と車内ネットワークへのペアリングが1つの動作で:ローム 車載向けワイヤレス給電ソリューション
ロームは、NFC(Near Field Communication)対応の車載向けワイヤレス給電ソリューションを開発した。Qi規格とNFCの融合により、スマートフォンをキーデバイスとした車載アプリケーションの技術革新が可能となる。
ロームは2019年1月15日、NFC(Near Field Communication)対応の車載向けワイヤレス給電ソリューションを開発したことを発表した。
同ソリューションは、同社が開発中の車載対応(AEC-Q100準拠)ワイヤレス給電制御IC「BD57121MUF-M」(送電側)と、STマイクロエレクトロニクスのNFCリーダー/ライターIC「ST25R3914」、制御用8ビットマイコン「STM8Aシリーズ」で構成される。
WPC(Wireless Power Consortium)のQi規格EPP(Extend Power Profile)に準拠し、15Wを供給でき、車載向け充電として要求される広範囲な充電エリアを可能にするマルチコイルタイプ(シングルコイルと比べて給電可能範囲が約2.7倍)に対応する。
Qi規格とNFCの融合により車載アプリケーションの技術革新が可能に
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- ペダル踏み間違え事故軽減の救世主となるか? 後付けできる加速抑制装置
デンソーは、ブレーキペダルとアクセルペダルの踏み間違えによる衝突事故の軽減に貢献する後付け装着可能な「ペダル踏み間違い加速抑制装置」を、トヨタ自動車と共同開発したことを発表した。 - レーザースキャン方式の車載HUD用プロジェクションユニットを開発
リコーインダストリアルソリューションズは、レーザースキャン方式の車載ヘッドアップディスプレイ(HUD)用プロジェクションユニットを開発したことを発表した。 - 運転に集中できている? 3つの指標でドライバーを見守る「世界初」のセンサー
オムロンは、ドライバーが自動車の運転に集中できる状態かを判断する技術を搭載した、「世界初」(同社)をうたう「ドライバー見守り車載センサー」を開発した。安全な自動運転の普及に貢献する実用性の高い機能が必要と考え、同センサーの開発に取り組んだという。 - リストバンド型ウェアラブル端末でバス乗務員の健康状態を可視化
NECと小田急シティバスは、乗り合いバスの安全運航支援に向け、ウェアラブル端末による生体情報の収集および活用に関する実証実験を実施。乗務員本人も気が付いていない乗務中の体調変化や疲労度をリアルタイムに確認できる。 - 心拍データから最適温度を判断する次世代車内空調システム
芝浦工業大学 機械制御システム学科の伊東敏夫教授は、カルソニックカンセイと共同で、快適性と省エネ化を両立する次世代車内空調システムの開発に向けた研究を開始した。