ニュース
着実な成長を続ける国内介護ロボット市場、2021年度の市場規模は37億6500万円に:矢野経済研究所
矢野経済研究所は、2018年度の国内介護ロボット市場に関する調査結果の概要を発表した。
矢野経済研究所は2018年8月8日、2018年度の国内介護ロボット市場に関する調査結果の概要を発表した。
2017年度の国内介護ロボット市場規模(メーカー出荷金額ベース)は、前年度比85.3%の14億3400万円と縮小。一部タイプの介護ロボットで需要が伸長したものの、2016年度で国家プロジェクトがいったん終了したこともあり、全体としては縮小傾向となった。
2018年度の国内介護ロボット市場規模は、全タイプで拡大に転じるとみられており、前年度比134.7%の19億3200万円まで回復する見込みだという。
◎併せて読みたいお薦めホワイトペーパー:
» 政府「ロボット新戦略」を読み解く【前編】
» 政府「ロボット新戦略」を読み解く【後編】
» いまさら聞けない「サービスロボット」基礎
» ロボットデザイナーが考える人型ロボットの条件
» 【実態調査】ロボットによる接客は受け入れられているのか?
介護ロボット市場で望まれる「ヒット製品」の存在
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 「介護ロボット」は単なるコンセプトモデルではなく「実用品」の時代に
矢野経済研究所は、国内介護ロボット市場に関する調査結果を基に、2020年までの市場規模推移と予測を発表した。 - 「五輪」と「介護」が拡大するコミュニケーションロボット需要
会話に身ぶり手ぶりを交え「実用に耐える」コミュニケーションロボットの国内市場は、2020年に90億円に迫る勢い。案内や接客に続き、介護施設での需要が成長を呼ぶきっかけに。矢野経済研究所調べ。 - 介護や見守りで普及が見込まれるコミュニケーション&テレプレゼンスロボット
シード・プランニングは、「コミュニケーション&テレプレゼンスロボット」に関する調査を実施し、結果レポートの概要を発表した。 - 離床アシストロボットがISO 13482に基づく認証を取得――販売・レンタル開始へ
パナソニック エイジフリーは、離床アシストロボット「リショーネPlus」が2017年1月16日付で、国際規格「ISO 13482」に基づくパーソナルケアロボット(生活支援ロボット)の認証を取得したことを発表した。 - 足首アシストで歩行リハビリ、わずか1キロの装着型ロボット
介護医療施設運営などを手掛けるオリジンが、約1kgと軽量な装着型歩行補助装置「RE-Gait」を販売開始する。