ニュース
次世代LPWA通信規格「ZETA」の普及を目指し、アライアンスを設立:アイティアクセス/QTnet/テクサー/凸版印刷
アイティアクセス、QTnet、テクサー、凸版印刷は、次世代LPWA通信規格「ZETA(ゼタ)」の普及を目指す「ZETAアライアンス」を設立した。
アイティアクセス、QTnet、テクサー、凸版印刷は2018年6月5日、「ZETA(ゼタ)アライアンス」を設立した。低消費電力でメッシュネットワークを構築できる、次世代LPWA通信規格「ZETA」の普及を目指す。
◎「LPWA」関連記事 〜活用・導入事例、課題、規格、モジュール〜 など
» LPWAの急伸、MIPSの落日。IoTの歩みは緩やかに
» LPWA対応のIoTユニットを開発、SIGFOXとAIでLPガス検針と配送を効率化
» 群雄割拠のLPWA、2016年度は「種まき」のタイムリミット
» 5GとLPWAに挟撃されるWi-Fiはどこに活路を見いだすのか
» IoTやM2Mで注目される通信技術「LPWA」とは何か
ZETAは、ZiFiSenseが開発した無線免許不要のLPWA規格。超狭帯域(UNB:Ultra Narrow Band)による多チャンネルでの通信や、メッシュネットワークによる広域での分散アクセス、双方向での低消費電力通信ができる、IoT(モノのインターネット)に適した通信インフラ技術だ。
今回設立したZETAアライアンスでは、デバイス開発やシステム構築、クラウドサービス、アプリケーションなどのプラットフォーム開発を会員が連携して実施する。
4社は今後、Society5.0が掲げる超スマート社会を具現化すべく、さまざまな社会課題に対してZETAの適用を進めていく。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- LPWA対応のIoTユニットを開発、SIGFOXとAIでLPガス検針と配送を効率化
NECら3社がLPWAの1つである「SIGFOX」についての協業を開始した。LPガス事業者の行う検針業務と容器配送業務における効率化を目的としており、NECは新開発した、汎用性の高いLPWA対応のIoTユニットを導入する。 - LPWAの急伸、MIPSの落日。IoTの歩みは緩やかに
2018年も始まって数週間となるが、過去を振り返ることは未来の予測に役立つので、今回はエレクトロニクス/組み込み業界的にインパクトのあった2017年のトピックを紹介したい。 - ハイブリッドLPWA試験環境、横須賀市に構築
情報通信研究機構(NICT)らは、横須賀市にハイブリッドLPWAテストヘッド(試験環境)を構築し、2018年4月より横須賀テレコムリサーチパークがサービスを始める。スタート時は「Sigfox」「LoRa」「Wi-SUN」の3方式について、同時に同一条件で検証することができる。 - NB-IoTが月額10円から、ソフトバンクがLPWAの覇権狙う
ソフトバンクがIoT向けLTE規格であるNB-IoTおよびCat.M1のネットワーク構築を完了し、商用サービスを開始したと発表した。 - 5GとLPWAに挟撃されるWi-Fiはどこに活路を見いだすのか
IoTに無線技術は欠かせないが“Things”への搭載を考えると「高速化するセルラー」「遠くまで届くLPWA」に比べ、老舗規格ながらWi-Fiの影は薄い。IoT時代にWi-Fiはどこでプレゼンスを発揮するのだろうか。