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LPWA対応のIoTユニットを開発、SIGFOXとAIでLPガス検針と配送を効率化:SIGFOX 導入協業
NECら3社がLPWAの1つである「SIGFOX」についての協業を開始した。LPガス事業者の行う検針業務と容器配送業務における効率化を目的としており、NECは新開発した、汎用性の高いLPWA対応のIoTユニットを導入する。
NECら3社が、低消費電力と広範囲を特徴とする無線通信技術「LPWA(Low Power Wide Area)」の1つである「SIGFOX」の事業者導入に向けた協業を開始した。
この競業はNECとミツウロコクリエイティブソリューションズ、京セラコミュニケーションシステム(以下、KCCS)が、LPガス事業者の行う検針業務と容器配送業務における効率化を目的に行うもので、検針からLPガス配送車両への搭載本数指示までの自動化を目指す。
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LPガスはボンベを利用者宅に設置するため、その検針情報を取得するためには検針員が訪問する、もしくは、ガスボンベを配送した際に検針する手間が発生している。固定電話回線や携帯通信端末を利用して検針情報を取得する方法もあるが、通信コストや電源確保などの問題があり普及には至っていない。
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