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ルネサス、山口工場と滋賀工場を閉鎖・集約今後2〜3年をめどに

ルネサス エレクトロニクスが、ルネサス セミコンダクタマニュファクチュアリング山口工場の閉鎖と、滋賀工場の集約を発表した。

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 ルネサス エレクトロニクスは2018年6月1日、同社子会社であるルネサス セミコンダクタマニュファクチュアリングの山口工場(山口県宇部市)について工場閉鎖と、滋賀工場(大津市)のシリコンラインを集約すると発表した。今後2〜3年をめどに実施する方針だ。

 閉鎖対象となった山口工場の主な生産品目は、汎用マイコン、民生機器用SoC(System on Chip)など。また、集約対象の滋賀工場シリコンラインではパワートランジスタ、ダイオードなどのディスクリート製品を主に生産する。今回、廃止・集約対象となった2工場で生産されている品目については、顧客と調整の上で生産中止や他拠点への生産移管を行う。


 今回、同工場の廃止・集約を決定した要因として「合理的かつ安定的な製品供給を継続する運営が困難になる」ためと発表。現在、山口工場では260人、滋賀工場シリコンラインでは270人が雇用されているが、対象工場の従業員について同社は「雇用が継続されるよう努力」するとしている。なお、滋賀工場のガリウムヒ素ラインについては引き続き生産を継続する予定だ。

 閉鎖・集約後の工場活用については、譲渡先の確保を進めていくと発表している。

 また、2015年12月に発表していたルネサス セミコンダクタマニュファクチュアリング高知工場(高知県香南市)についても、同社は2018年5月31日をもって生産を終了し、工場を閉鎖した。

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