Creaform、黒色や光沢のある表面に強い検査用3Dスキャナー「CUBE-R」を発売:現場に導入してすぐに使用できる
Creaformは、生産ライン検査用のターンキー3Dスキャニング座標測定装置「CUBE-R」を発売した。
Creaformは2018年4月、生産ライン検査用のターンキー3Dスキャニング座標測定装置「CUBE-R」を発売した。
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CUBE-Rは、現場に導入してすぐに使用できるターンキー方式の3Dスキャニング座標測定装置。工業用セル内のロボットに搭載した光学式3Dスキャナー「MetraSCAN 3D-R」で、精度の高い測定検査を完全に自動化する。
1日当たり最大数百点の対象物をスキャン可能で、黒色や光沢など複雑な表面を持つ対象物にも対応できる。また、データの取得と分析を同時に実行するマルチタスク機能により、待ち時間を短縮。時間経過に伴う精度ドリフトがないので連続運転が可能だ。
寸法は4.1×4.1×3.1m。測定対象物の最大サイズは3mで、同重量は1000kg。入り口には安全機能付きシャッタードア(開口幅3.1m)を採用した。
同装置に組み込まれたMetraSCAN 3D-Rの寸法は、長さ289×幅235×高さ296mm。容積精度は0.078mm(最大3mの対象物)、解像度0.050mm、スキャン範囲は275×250mm。対象物からの焦点距離は300mm、被写界深度は200mmだ。光源はレーザークロス7本(追加ライン1本)で、測定速度は48万測定値/秒となる。
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